ヤマハ発動機は4日、気軽にスポーツライディングが楽しめる、249ccの水冷・直列2気筒エンジンを搭載した新製品「YZF-R25」を12月15日に発売すると発表した。ABS仕様については、2015年春に発売を予定。

「YZF-R25」。カラーは「ディープパープリッシュブルーメタリックC」

YZF-R25は、軽二輪(250ccクラス)のカウル付モデルの人気が国内スポーツバイク市場で高まっていることを受け、グローバルモデルとして開発したモデル。モーターサイクル経験の長短を問わず、市街地からワインディング路まで、さまざまなシーンでスポーツライディングを楽しめるとのこと。

エンジンは、素早い燃焼促進による優れた出力・トルク特性を持つ、新設計された249ccの水冷・直列2気筒・DOHC・4バルブ・FI(フューエルインジェクション)を搭載。フレームには、軽量化と剛性バランスを兼ね備えた新設計ダイヤモンド型フレームを採用し、左右非対称のロングリアアームは、効率よく駆動力がリアタイヤに伝わる設計としている。

一目でスーパースポーツと分かるスタイリングは、マスフォアード・シルエット、切れ上がったテール、逆スラントの2眼ヘッドライト、センターエアダクト風デザイン、レイヤー構造カウルなどが特徴。ライディングポジションは、ややアップライトで疲労感の少ないものとし、吟味されたシート表皮やクッション材と780mmの低シート高と相まって、良好な足付き性とフィット感を実現した。

カラーリングは、「ディープパープリッシュブルーメタリックC」 「ブラックメタリックX」 「ビビッドレッドカクテル1」の3色を展開し、価格は55万6,200円(税込)。

「YZF-R25」。カラーは左が「ブラックメタリックX」 、右が「ビビッドレッドカクテル1」