「熟成ジビエ」イメージ

東京都中央区の和食料理店「小熊」は10月下旬より、「熟成ジビエ」メニューを提供している。

野生の鳥獣を味わうジビエ料理

「ジビエ料理」とは、野生の鳥獣を素材とした料理。11月~1月頃までが最盛期で、同店では「鳩」「青首鴨」「ヤマシギ」「タシギ」「キジ」「ドンコ(猪の仔)」「エゾシカ」など希少な食材を料理に仕立て提供する。何が供されるかは当日までわからないという。

中でも極少量とされる「鳩」は、一羽400g前後の中サイズを選定。約1週間熟成させることで旨味を引き出し、提供直前に炭火で軽く炙っても、しっとり柔らかい質感のまま味わえるという。ムネ肉、ササミ、モモ肉、手羽と半身分をひと皿に盛り付けることで、部位ごとの味わいの違いを楽しめる。付け合わせには、香ばしい丹波枝豆、とろりと甘い完熟サルナシ、濃厚なセミドライトマトを選んだ。

スッポン、フカヒレ、上海蟹の小鍋も提供

同店は、和食コースの花形といわれる椀物ではなく一人用の鍋を提供しているが、これからの季節は丸鍋(スッポン鍋)をベースに、上海蟹のカニ味噌やフカヒレを加えた小鍋を提供する。また、上海蟹は紹興酒に漬けた「酔っ払い上海蟹」が多いが、同店では足の身を取り出して甲羅に入れ蟹味噌と一緒に味わう、アルコールを飛ばしたスタイルで提供する。

場所は東京都中央区銀座。営業時間は17時30分~23時(L.O.21時)。定休日は日曜、祝祭日、第1・3・5土曜日(お盆期間、年末年始)。料金は葵コース2万2,000円(税別)、雅コース3万円(税別)。

※営業時間などは掲載時の情報