マイナビは17日、「2014年度マイナビ大学生インターンシップ調査」の結果を発表した。同調査は9月12日~28日の期間、「マイナビ2016」に登録している全国の大学生及び大学院生を対象に実施。3,562名より回答を得た。
約3分の1が就活後ろ倒しの影響を受けている
回答者に「インターンシップに参加したか」を聞いたところ、9月末時点で、「参加したことがある」が全体で61.4%と、半数を超えた。文理男女別で見ると文系女子の参加割合がやや高くなっている。
また、「就職活動開始時期の変更が夏のインターンシップ参加意思に影響したか」については、26.3%が「就職活動時期が遅れることで、参加しようと思った」、9.4%が「就職活動の開始時期が遅れることで、夏には参加しないつもりだった」と回答。全体の約3分の1が影響を受けたという結果になった。
「就職活動開始時期の変更が夏のインターンシップ参加意思に影響したか」 |
「インターンシップの重要度」について聞いたところ、先輩よりも重要度が「高くなった」と回答した割合は69.7%、「低くなった」という回答は1.5%であった。
「インターンシップに参加した企業に対する印象の変化(複数選択)」について聞いたところ、「良い方に変化し、その企業で働きたいと思った」が64.8%となった。しかしながら、全体の36.1%が「良い方には変化したが、その企業で働きたいとは思わない」と回答している。良い印象を受けたことが、必ずしもその企業への就職希望度の高まりにつながるわけではないことが明らかになった。
「インターンシップに参加した企業に対する印象の変化(複数選択)」 |
インターンシップに参加したい時期は?
「今後(秋・冬)行われるインターンシップに参加したいか」聞いたところ、「参加したい」が88.9%で約9割となった。「参加したい時期(複数選択)」については「12月」(55.3%)、「2月」(49.0%)、「11月」(44.4%)となった。一方、企業が「今後インターンシップを行う可能性のある月」は、「2月」(43.2%)、「12月」(39.7%)、「1月」(34.9%)となり、学生の希望する「11月」は30.4%であった。(「2015年卒マイナビ企業新卒内定状況調査」『今後インターンシップを行う可能性のある月』)
「インターンシップに参加したい時期」と「今後インターンシップを行う可能性のある月」 |