横浜市中区に、いっぷう変わったお店があるらしい。「横浜亜熱帯茶館」というお店。実はここ、日本でも珍しい爬虫類と触れ合うことのできる「爬虫類Cafe」なのだという。いったいどんなお店なのか。爬虫類が苦手な人は閲覧注意のレポートをお届けしたい。

広い店内には爬虫類がいっぱい!

横浜市営地下鉄・伊勢佐木長者駅から歩くこと約5分、目的の看板が見えてきた。ここが爬虫類ファンにはたまらないスポットだという。どんなお店なのか、早速中へ入ってみる。

広い店内には植物が多く、たしかにその名の通り亜熱帯の雰囲気があるが、明るくてとても清潔感があるカフェという印象。唯一普通のカフェと違うのは、壁一面にガラス張りのケースがあるところ。なるほど、あの中に?

いた。しかもかなり大きい。体長80センチはあろうかというイグアナが、ガラスの向こうからじっとこちらを見ている。

なかなかの迫力。こんなに間近にイグアナを見られるカフェはたしかにそうそうあるまい。

他にもいるわいるわ爬虫類の数々。お店の壁面はほぼすべて水槽になっており、トカゲやヘビ、カエルやイモリがそれぞれ暮らしている。

店長の長野さんによれば、現在「横浜亜熱帯茶館」では約20種類40匹前後の爬虫類を飼育しているとのこと。

放し飼いスペースで爬虫類と戯れる

客層は20~30代の女性が圧倒的に多いという。そしてこのお店の特筆すべきは、8帖ほどの放し飼いスペースがあり、そこに入ればトカゲやカメと触れ合うことができるというところ。

「基本的に凶暴なのはいないのですが、放し飼いスペースにいるのは特に温厚な子たちばかりです。こうして触れ合えるスペースがあるのは日本でも珍しいので、わざわざ地方からお越しになる方もいますよ」(長野さん)

「店内は自由に動き回ってもらってかまわないので、放し飼いスペースに入ったり、写真を撮ったり(フラッシュ撮影は禁止)、眺めたり、置いてある爬虫類の書籍を読んだりして、だいたい皆さん平均2時間くらいはいらっしゃいます。爬虫類ってよく見るととても可愛いんですよ」(長野さん)

たしかに触ってもすごく大人しいし、つぶらな瞳が可愛いといえば可愛いかも。

中国茶を飲みながら心ゆくまでゆっくりと

「横浜爬虫類茶館」では店長こだわり中国茶を提供しているという。「中国茶は、紅茶などと違ってじんわりと成分が出てくるため、お湯(おかわり自由)を足せば5杯くらい楽しめるので、心ゆくまで爬虫類たちを眺めてもらえればと思っています」(長野さん)

爬虫類の魅力は、哺乳類とまったく違う見た目と行動の不思議さだという長野さん。週末は満席になることが多いため、じっくり店内を見て回りたい人が平日の午前中がオススメとのこと。実際に行ってみたら、爬虫類の魅力に目覚めるかも?

基本情報

横浜亜熱帯茶館

住所:神奈川県横浜市中区長者町8-133 冨森商事2F
アクセス:JR根岸線 関内駅 徒歩8分
京急本線 日ノ出町駅 徒歩3分
営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜日・水曜日
平均予算:900円(通常平均)1,400円(ランチ平均)