大阪市此花区のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)では、『ハリー・ポッター』をテーマにした新エリア「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」が、7月15日のオープンから間もなく2カ月を迎えるが、連日大盛況が続いている。
「ユニバーサル・サプライズ・ハロウィーン」が開幕した9月12日も、『ハリポタ』エリアに多くのゲストが来場。木々が生い茂る小道を通り、石のアーチをくぐって魔法界に入ると、最初の「ホグワーツ特急」のところから大にぎわい。ホグズミード村は、映画でハリーやハーマイオニーが飲んでいた「バタービール」を買い求める人や、"杖が持ち主を選ぶ"という体験ができる「オリバンダーの店」に並ぶ人など、どの店も大盛況だった。
そして、ホグズミード村を抜けると、シンボルのホグワーツ城をバックに記念撮影するゲストがたくさん。さらに、ホグワーツ城の中にある米国で3年連続「世界最高アトラクション」に輝いているライド・アトラクション「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」にも、多くのゲストが詰めかけていた。
同エリアがオープンした7月、続く8月も、単月として過去最高の入場者数記録。両月とも、これまで過去最高だった開業した2001年の数字を13年ぶりに更新した。運営会社ユー・エス・ジェイの広報は「8月は雨が多く、近場の関西からの入場者は伸び悩んだが、天候に左右されにくい遠方からの入場者が増えたことで、数字が伸びた。これまで関西圏6割、関東圏4割だった入場者の比率は、関西圏4割、関東圏6割に逆転している」と好調の要因を語る。
また、「『ハリー・ポッター』きっかけで来てくださる『ハリポタ』ファンの人たちをUSJのファンにしていきたい」と期待し、「『ユニバーサル・サプライズ・ハロウィーン』をはじめとするシーズナルイベントの楽しさも知ってもらいたい」と話している。