日本マクドナルドホールディングスは9日、2014年8月の月次セールスレポートを発表した。それによると、8月の既存店売上高は前年同月比25.1%減となり、7カ月連続で前年を下回った。下げ幅は2001年7月の上場以来、最大となる。

売上高ほか前年同月比(出典:日本マクドナルドホールディングスWebサイト)

仕入先だった上海福喜食品(中国)の期限切れ鶏肉問題の影響で来店客が減少し、売上高が大幅に減った。既存店客数は前年同月比16.9%減と16カ月連続のマイナス。既存店客単価は同9.8%減と2カ月連続のマイナス。全店売上高は同25.7%減と7カ月連続のマイナスとなった。

8月は、「夏のマックFes!」第2弾として、人気の期間限定商品「チキンタツタ」「チキンタツタ 和風おろし」を販売したほか、人気定番商品「ビッグマック」「えびフィレオ」のバリューセットを特別価格500円(税込)で販売。また、毎年実施している「炭酸ドリンク全サイズ100円」に加え、今年は「マックフィズ (メロン/アセロラ/マンゴー) 150円」を展開した。

同社は、新メニューの提供やキッズ&ファミリー戦略の強化、品質とバリューの向上などの戦略を推進することに加え、ホームページ内にて、「『最終加工国』および『主要原料原産国』一覧」の公開や商品の品質に関するQ&Aサイト「品質管理について、お話しします」の開設など、同社商品に対する信頼を取り戻すための活動に最優先課題として注力していくとしている。