財務省は3日、2015年度一般会計予算の概算要求額を発表した。それによると、各省庁からの概算要求の総額は101兆6,806億円となり、過去最大を更新した。100兆円を上回ったのは初めてで、今年度(2014年度)当初予算の95兆8,823億円から5兆7,983億円増えた。

各省庁の中で最も多かったのは、厚生労働省の31兆6,688億円で、今年度当初予算の30兆7,430億円から9,258億円増加。次いで、総務省の16兆9,105億円(うち地方交付税交付金等は16兆972億円)、国土交通省の6兆8,474億円、文部科学省の5兆9,031億円、防衛省の5兆545億円となった。

2015年度一般会計概算要求・要望額(出典:財務省Webサイト)

このほか、農林水産省が2兆4,475億円、財務省が2兆3,147億円、経済産業省が1兆976億円などとなり、ほとんどの省庁で要求額が増加した。

国債費は25兆8,238億円と、今年度当初予算から2兆5,537億円増え、過去最大を更新。成長戦略や地方創生などの特別枠への要求額は3兆8,758億円となった。