JR九州は27日、新しいD&S列車について発表した。気動車2両編成で、2015年夏頃の運行開始を予定している。
新しいD&S(デザイン&ストーリー)列車では、横浜市の原鉄道模型博物館を開設した故・原信太郎氏(2014年7月5日、95歳で永眠)が愛した幻の客車「或る列車」の模型がデザインのベースに。次男で原鉄道模型博物館副館長の原健人氏が監修し、水戸岡鋭治氏のデザイン・設計で、1分の1サイズの「或る列車」が製作される。
同列車の定員は40名程度。車内はテーブル席をメインに、サービスカウンターも設置し、上質な空間で特別な時間を過ごせるよう準備を進める。地元の食材を使用した特別なスイーツも楽しめるという。運行線区は「久大本線、大村線」、運転日は「土曜・休日および夏休み・春休み・GWなど」とのことだが、いずれも調整中で、詳細は決まり次第、改めて発表するとしている。