JR東日本新潟支社は27日、北陸新幹線長野~金沢間開業にともない運転開始される特急「しらゆき」に、E653系車両をリニューアルして投入すると発表した。
特急「しらゆき」は信越本線経由で新潟~上越妙高間(一部列車は新潟~新井間)を結ぶ特急列車で、5往復運転される予定。常磐線の特急「フレッシュひたち」などで活躍したE653系をリニューアルして1100番台とし、計16両(4両×4編成)投入するという。投入時期は北陸新幹線金沢開業と同じ2015年3月14日。
E653系1100番台の外観は、列車愛称名「しらゆき」をイメージした新しいデザインとなる。アイボリー系のホワイトをベースに、車体下部に紫紺と朱色の帯を配し、日本海に沈む夕日の海面への映り込みを表現。車体上部にも紫紺の帯を配した。車内の座席数は266席で、暖色系を採用した温かみのある空間に。E7系・W7系の普通座席に使用されるモケットデザインに近いものを採用し、北陸エリアからの車内イメージに連続性を持たせるという。
同列車の運行ダイヤなど詳細については、「計画がまとまり次第お知らせいたします」(新潟支社)とのこと。なお、信越本線経由で運転され、特急形電車485系を使用する特急「北越」と快速「くびき野」は、北陸新幹線金沢開業とともに運転取りやめとなる。