ビー・エム・ダブリューは、プレミアム・ミドルクラスで初となるスポーツ・アクティビティ・クーペ「X4」を発表した。2008年に登場して新たな市場を開拓した「X6」のコンセプトを引き継ぎ、パワフルさとエレガントなデザインを両立した。
エクステリアはSUVのワイルドさとクーペモデルのエレガントさをあわせ持つXシリーズのコンセプトを踏襲。先に発表された「X3」よりも全高が50mm低いなど、さらに流麗でスポーティなデザインとしている。ヘッドライトは上級グレードに「アダプティブLEDヘッドライト」を採用する。
エンジンは全モデルにツインスクロールターボとダイレクトインジェクションを採用したBMWツインパワー・ターボ・エンジンを搭載。最高出力245PSの2.0リットル直列4気筒と、306PSの3.0リットル直列6気筒の2種類をラインアップする。トランスミッションは全車8速ATで、JC08モード燃費はそれぞれ13.7km/リットルと12.1km/リットルとなっている。
安全装備としては、カメラにより前方を監視する「ドライビング・アシスト」を全車に標準装備。これはレーン・ディパーチャー・ウォーニング、前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキの3つがセットになっている。また、車両前方および側方をパノラマ・ビューで映し出す「サイド・ビュー・カメラ」や、車両の周囲360度の映像をコントロール・ディスプレイに表示する「トップ・ビュー」も全車に標準装備としている。
価格は、「X4 xDrive28i」が674万円、「X4 xDrive28i M Sport」が705万円、「X4 xDrive35i」が763万円、「X4 xDrive35i M Sport」が790万円(すべて税込)。納車は10月からを予定している。