ビクトリノックス・ジャパンは10月4日~13日、大阪府大阪市にて、展覧会「ビクトリノックスの130年 - スイスの機能美」を開催する。

「ビクトリノックスの130年 - スイスの機能美」展示イメージ

220点の貴重なコレクションを展示

同展は、創業1884年の同ブランドが今年で創業130周年を迎えることを記念して開催される展覧会。歴史の中で生まれてきた220点の貴重なコレクションを展示するとともに、スイスアーミーナイフのデザインや機能の多様性をたどり、スイス・プロダクトの機能美を紹介する。

展示品の一例。(左)1891年に最初のマルチツール(携帯工具)としてスイス陸軍に納入されたソルジャーナイフ、(右)約1万年前頃に絶滅した、マンモスの牙を素材としたモデル

スイスと日本の歴史を照らし合わせながら、年代順にスイスアーミーナイフの変遷を追う。さらに水準器付モデル、医師用に作られた試作品、1930年代の電気技師用モデル、宇宙ステーション「ミール」で使用されたモデル、「マンモスの牙」はじめ多様な素材でできたモデルなど、さまざまなスイスアーミーナイフをテーマ別に紹介する。スイスの文化や精神、ライフスタイルの歴史なども垣間見ることができるという。

展示品の一例。(左)ロシアの宇宙飛行士アルツェバルスキーが宇宙ステーション「ミール」のミッションで使用したマルチツール、(右)世界的に活躍するデザイナー、クリストファー・レイバーンによる、スイス軍の馬蹄用として使われていた釘を溶かして作ったモデル

会場には「ビクトリノックス・クリエイティブ・ラボ」を設置。同社本社のあるスイス・シュヴィーツ州の森の木を素材にマルチツールの構造を5倍のスケールで精密に再現した「ビッグ・ウッド・スパルタン」を用意し、マルチツールを積み木感覚で自分で組み立てられる。記念撮影スポットも設け、自分で組み立てたマルチツールを抱えて、スイスの風景写真を背景に記念写真を撮影できる。

また、来場者の自由な発想でビクトリノックス マルチツールのデザインやアイデアを提案できるコーナーも設置。寄せられたアイデアの中から、ビクトリノックス本社が最優秀賞を選定し、「ソルジャーナイフ1891レプリカ」をプレゼントする。

会場は、大阪府大阪市北区大深町4-1 グランフロント大阪 うめきた広場2F うめきたSHIPホール。会期は10月4日~13日。時間は10時~20時。入場は無料。