リクルーティングスタジオは8月11日、スマートフォンアプリ「名字由来net」とWEBサイト「名字由来net(web)」から、「夏にまつわる名字ランキングベスト30」を発表した。

「夏にまつわる名字ランキングベスト30」

由来も特徴的

同ランキングは、月間400万アクセスある「名字由来net(アプリ・Web)」において、夏にまつわる漢字の名字を全国人数の少ない順に抽出したもの。電話帳データをもとに、実世帯が確認できるもののみを集計した。

1位となった名字は「葉月」(はづき)だった。「葉月」は8月の別名であり、全国におよそ10人の珍しい名字となる。2位の「日傘」(ひがさ)や3位の「金魚」(きんぎょ)、4位の「素麺」(そうめん)、5位の「氷」(こおり)は夏にちなんだ物や生き物と同名の名字で、いずれも全国におよそ20人程度。

「素麺」(そうめん)という名字には、麺を扱う職業に由来するという説もある。宮崎県都城市や富山県高岡市にみられ、宮崎県は流しそうめん発祥の地の1つと言われており、富山県には同県名産の「大門素麺(おおかどそうめん)」があることから、関連性が予想されている。

30位圏内にランクインした名字のうち、季節や暦に関する名字が37%(11件)を占めた。15位の「八朔」(はっさく、ほずみ)や17位の「八月一日」(ほずみ、はっさくなど)、20位の「八月朔日」(ほずみ、ほうずみ)はいずれも8月1日を意味する名字で、同日に農家で行われていた新穀の贈答や豊作祈願などの風習に由来するという説がある。

また、「八月一日」は「上半期名字アクセスランキング」でも5位にランクインしていた。