日本銀行は12日、2014年7月の国内企業物価指数(速報値、2010年=100)を発表した。それによると、国内企業物価指数は前年同月比4.3%上昇の106.6となり、16カ月連続で前年を上回った。前月比では0.3%上昇した。

消費税率引き上げの影響を除いた国内企業物価指数は103.7で、前年同月比では1.5%上昇、前月比では0.4%上昇した。

消費税を除く国内企業物価指数(出典:日本銀行Webサイト)

業種別の前年同月比を見ると、全23業種のうち、22業種で上昇、1業種で低下。上昇した業種は、石油・石炭製品が11.9%上昇、電力・都市ガス・水道が9.4%上昇、スクラップ類が9.3%上昇、鉱産物が8.6%上昇、非鉄金属が6.9%上昇などとなった。一方、電子部品・デバイスのみ1.8%低下した。

輸出物価指数は、契約通貨ベースでは前月比0.1%上昇、前年同月比0.9%低下の98.2、円ベースでは前月比0.1%低下、前年同月比0.7%上昇の108.2。輸入物価指数は、契約通貨ベースでは前月比0.1%上昇、前年同月比1.1%上昇の112.8、円ベースでは前月比0.2%低下、前年同月比2.8%上昇の126.2となった。