Q.恋愛相手に「心理学」テクを使ったことはありますか?

テレビ番組で見た、恋愛では「とにかくほめまくれ」という話。片想いの彼に実践してみようと、今日は「スゴいですね!」「カッコいい!!」とことあるごとにほめてみた。果たして効き目は……?! 今回はマイナビニュース会員のうち独身男女365名に、恋愛相手に「心理学」テクを使ったことはあるか教えてもらった。

Q.恋愛相手に「心理学」テクを使ったことはありますか?

はい (男性)3.6%/(女性)5.5%
いいえ (男性)96.4%/(女性)94.5%

Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)それはどんな心理学ですか?

■押して押して押して、急に引く
・「とにかく押しまくって引く、という方法を試しました、笑」(26歳女性/その他/その他)
・「急に冷たくすると、恋愛感情がより高まる」(22歳女性/その他/事務系専門職)
・「こっちからの連絡頻度を減らすというもの、特に効果はなかった気がする」(30歳女性/学校・教育関連/技術職)
・「人間は追われると逃げたくなり、逃げられると追いたくなる……よく聞くものですが、本当にそうじゃないかなと思います、少し引くと、追ってくる人は多いです……人間は基本、ないものねだりなので当たり前かなとは思いますが」(31歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

■嫉妬心、競争心をあおる
・「思いの人よりも容姿が劣る人に親切にすること」(42歳男性/学校・教育関連/専門職)
・「嫉妬心を煽る」(43歳男性/建設・土木/営業職)

■ミラーリング効果
・「マネリング、相手のまねをする」(27歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「動きをまねする」(32歳女性/医療・福祉/専門職)

■座る位置にも注意
・「相手の左側に座るなど、よく本に載っていること」(46歳男性/電力・ガス・石油/技術職)
・「相手に真正面に座らないようにした事があります」(31歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)

■その他の恋愛心理テクニック
・「好きだ好きだというと相手は自分のことを気にしてくれるようになる」(23歳女性/情報・IT/営業職)
・「手に入りそうで入らない微妙な距離を保つこと……ドキドキ感が続くから」(25歳女性/金融・証券/販売職・サービス系)
・「接触回数を増やした」(24歳男性/その他/技術職)

■総評
テレビや雑誌、書籍など、巷にあふれている恋愛心理学。実際に、恋愛相手にこの「心理学」のテクを使ったことがあるという人は、男性が3.6%、女性は5.5%とそれほど多くはないようだ。

最も多かったのは「押して引く」という意見。よく恋愛の駆け引き、と言われるのはこの手法が多いのではないだろうか。今まで誘いに応じていたのに急に断ってみたり、メールをいきなりしなくなったり、逃げるものは追いかけたくなる、という人間の心理を利用したテクニックだ。回答を見る限り、女性がこのテクニックをよく使うよう。確かに、男性の狩猟本能をかき立てるには効果がある気がする。

似たような手法で「他の人を褒める」「嫉妬心をあおる」という意見もあった。こちらは男性がよく使っているようで、女性の「自分をイチバンに見てほしい!」というプライドや競争心に火をつけるために用いられるよう。

人は、自分と同じ動作をする人に親密な感情を抱き、好意を感じやすくなるらしい。この"ミラーリング効果"のテクニックを使っているという人もいた。ただ動きをまねするだけで? と思うが、それで意中の相手が好意をもってくれるならやってみる価値はある。また「相手の真正面に座らないようにする」という"スティンザー効果"を活用しているという意見もあった。真正面に座るのは、相手と対立している人が多く、親密になりたい人は横に座るのが理想なんだそう。

どれもやり過ぎてしまったり、不自然だったりすると逆効果な気もするが、人間心理に長けているマジシャンのように、さらっと器用に相手をその気にさせてしまえたら、こんなにかっこいいことはない。恋愛に限らず、いろんな人間関係でも役立ちそうな心理学の研究、日頃から興味をもっていろいろ試してみると楽しいかも。

(文・アリウープ 中嶋絵里)

調査時期: 2014年7月3日~2014年7月9日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性165名/女性200名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません