ソニー損害保険は4日、「2014年 お盆の帰省に関する調査}結果を発表した。同調査は、7月4日から8日の5日間、自家用車を所有して自分で運転をする20代~50代で「今年のお盆に帰省する予定がある」男女に対しインターネットリサーチで実施し、1000名の有効回答を得た。

全回答者1000名に、今年のお盆の帰省で利用する予定の交通手段を複数回答で聞いたところ、「自家用車」が90.0%、「鉄道」が13.9%、「飛行機」が5.1%となった。次に、ガソリン価格の高騰によって、帰省計画の変更を検討したか聞いたところ、『帰省計画の変更を検討した』(「帰省の取りやめ」や「帰省手段の変更(自動車から鉄道への変更など)」を検討した)割合は2割弱(18.4%)となった。今年は原油価格の高止まりのほか、消費税・地球温暖化対策税(環境税)のダブル増税などが影響し、ガソリン価格が高騰したと言われている。そのような状況の下、自家用車での帰省をためらってしまう人もいたようだ。年代別でみると、『帰省計画の変更を検討した』割合は若い年代ほど高く、20代では26.0%と4人に1人の割合となった。

続いて、今年のお盆の帰省にかかる費用を聞いたところ、自家用車を利用する予定の人の平均は1万9706円、鉄道の人は4万4576円、飛行機の人は6万4686円となった。また、帰省で自家用車を利用する予定の人(900名)の帰省にかかる費用は、年々増加の傾向がみられ、昨年比では3000円超の増加となった(2012年 1万4428円→2013年1万6560円→2014年1万9706円)。

年代別でみると、特に30代は昨年比で6000円超の増加(2013年1万2432円→2014年1万9077円、6645円増)と、増加幅が大きくなった。

その他のアンケート結果

  • お盆休みの平均日数「5日」、「1週間以上」は2割半

  • 帰省の連絡方法 実家(親)へは「電話」8割強、友人へは「メール」4割弱、「電話」3割弱

  • 20代は友人への帰省連絡で「LINE(チャット)を利用」4割弱、「SNS」は1割強

  • お盆の帰省ラッシュは8月9日(土)と13日(水)にピークが分散

  • Uターンラッシュは8月16日(土)・17日(日)に集中

  • 高速渋滞で走る車線は「左車線」4割強、20代は「車線移動を繰り返す」3割

  • 車内ヒットチャート、渋滞のストレス発散で熱唱したい曲1位は「Let It Go ~ありのままで~」、眠気覚ましに聴きたい曲は「ultra soul」と「ガッツだぜ!!」

  • 圏央道開通で「お盆の渋滞緩和に期待」5割強、「観光地に行きやすくなる」6割半

  • 車で帰省する楽しみ 女性は「SA・PAのグルメ」、男性は「車の運転自体が楽しい」

  • 車の帰省で不安なトラブルTOP3は「車・バイクとの事故」「歩行者・自転車との事故」「高速道路での事故・故障」

  • もし起こってしまった場合に対処の自信がないトラブル、「車・バイクとの事故」37.8% 「ゲリラ豪雨などの自然災害」27.9%

  • 「エンジントラブル」、「パンク」、「バッテリー上がり」などの車のトラブル、女性の約4割が対処する自信がなく不安