『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』から10年後の世界を描いた『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(9月19日公開)で、前作と本作の間の10年間に起こった衝撃の事実を描いた映像が1日、公開された。
全米初登場1位に輝き、全世界の興行収入が3億5,000万ドルを超える大ヒットを記録している本作の舞台は、前作『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』から10年後。猿たちはより勢力を拡大し、森の中に巨大なコミュニティを築き上げ、一方、人類は絶滅の危機にひんし、わずかな生存者グループは、荒廃した都市に身をひそめて過ごしていた。前作からの10年間で人類に何が起こり、危機的状況に陥ったのか。今回公開された映像で、空白の10年間が明らかになった。
映像によると、シーザーが反乱を起こした前作のラストシーンの後、世界中で混乱が巻き起こり、オバマ大統領までもが「深刻な事態です」と発表するほどの状況に。日本では、富士山、東京スカイツリー、渋谷と見られる映像が映し出され、アメリカだけでなく日本をはじめ世界規模で人類が絶滅の危機にひんしていることがわかる。さらに、猿が銃を掲げた絵と"新世紀に備えよ"という文字が壁に残され、ヒトの世紀の終わりを予感させる。
そして、人類が危機的状況に陥った10年後を舞台にした本作では、人間たちが猿のテリトリーに侵入したため、一触即発の事態が勃発する。猿のリーダー・シーザーと人間側の代表・マルコムは、"共存"と"対立"の間で葛藤しながら、種の存亡をかけた決断を迫られる。
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのゴラム役などで知られ、前作に続いてシーザーを演じているアンディ・サーキスも、「最初の8年間は、サンフランシスコの市内にも人間がいたが、過去2年間、人間はほとんど姿を見せなかった」と語り、「それで、猿のコミュニティでは人間の存在を忘れかけていたが、ある日、少数の人間たちがわれわれのテリトリーに入ってくるんだ」と映像を裏付けるように明かしている。
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