海外旅行検索サイト・スカイスキャナーはこのほど、日本人に人気の上位9カ国・地域と海外への航空券のブッキングに最適な時期に関する調査結果を明らかにした。
同調査では、オーストラリア、中国、香港、韓国、フィリピン、タイ、台湾、イギリス、アメリカそして日本を対象とし、2013年1月1日~12月31日の日本から同渡航先への航空券価格をもとにしている。
まず、最もチケットが安くなるのは出発の8週間前であり、9カ国・地域の年間平均価格より6.8%安くチケットを購入することが可能であることがわかった。一方、出発3週間前より後に購入した場合は平均より高い価格となり、出発日の購入では平均値より20%以上高くなる。
また、早く購入すれば安くなるとは限らず、28週間前に申し込んだ場合は、年間平均の航空券代より6.0%高いコストが掛かってしまうことも明らかとなった。
次に、月別での相場を調べたところ、8月、12月については9カ国年間平均値の航空券価格より約10.0%高騰していることがわかった。一方、11月、1月、2月に関しては、平均より約7.5%~8.0%安価な航空券を購入することができるようだ。6月も比較的安価で、約6.0%安く購入することができる。
週別で見ると、第18週の4月30日の週の出発便が最も高価で、以下、第32週、第33週の8月6日、13日の週、1年の最終週である12月24日からの第52週がそれに続いた。これらの週の価格は、年間平均より約15.0%~18.0%高くなっている。
一方で、最も安いのは1月15日からの第3週で、その翌週も安価は続く。第50週である12月10日と第47週の11月19日、第49週の12月3日からの週も価格が低く、これらの時期に出発すれば年間平均より約10.0%~13.0%安くチケットを購入できるという。
行き先別で見ると、8月と12月出発の航空券価格が高騰する傾向がある。最も高騰するのは12月出発のオーストラリア行き、次いでフィリピン行きとなり、平均より約30.0%高くなる。
東アジアに関しては、行き先によって異なるものの、共通して5月に価格が高騰する傾向がある。香港は3月~5月が高く、9月と1月が底値となっている。台湾は8月と5月が高値、1月が底値。中国は5月と8月、10月に平均値を超え、11月が最安値だった。韓国は5月が最高値で8月がそれに続き、2月が最安値となっている。