三井住友カードとジャックスは23日、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(以下Visa)および道銀カードと協力し、北海道函館市のVisa payWave加盟店において「Enjoy 函館!Visa payWaveキャンペーン」を7月1日より実施すると発表した。

同キャンペーンは、抽選で「台北‐函館間の往復航空券」をプレゼントするほか、対象加盟店でVisa payWaveを利用するともれなく粗品プレゼントや割引特典を付与するキャンペーンだという。Visa payWaveの利用促進キャンペーンは、国内初の取組みになるとしている。

Visa payWaveは、ビザ・ワールドワイドが開発した非接触IC技術で、世界51カ国・地域(アメリカ、カナダ、シンガポール、香港、台湾、オーストラリア、イギリスなど日本人の主な海外渡航先国を含む)(2013年9月時点)で利用ができる国際的な電子マネーだという。日本においては、4月に函館市の「函館朝市ひろば」にて本格的に取扱いを開始した。日本の近隣諸国・地域においては、台湾、香港、オーストラリア等で普及が進んでおり、今後訪日外国人客の利用が見込まれる決済サービスだとしている。

函館市は、多くの外国人観光客が訪れる国際観光都市であり、台北-函館間の直行便が週7便就航(6月時点)、函館港に年間30隻を上回る大型クルーズ船を誘致するなど、訪日外国人客の受け入れを積極的に行っている地域。函館市内の主要観光・商業施設、飲食店では、増加する訪日外国人客の多様な決済ニーズに対応するために、決済サービスの整備が課題となっていた。

三井住友カード、ジャックス、道銀カードの3社は、同キャンペーンの実施にあたり、函館市の主要観光・商業施設、飲食店等にVisa payWave加盟店の導入を進め、約50店舗が同キャンペーンに参加する。

なお、同キャンペーンに協賛するトランスアジア航空は、台北-函館間の直行便機内などで同キャンペーンの告知を行う。キャンペーン参加加盟店への送客に協力するとともに、キャンペーン特典として「台北-函館間の往復航空券」を提供する。

三井住友カード、ジャックス、Visa、道銀カードは、同キャンペーンの実施を通じて、函館市における決済の利便性向上への取組みを進めるとともに、函館市の観光事業促進に貢献していくとしている。