阪神電気鉄道の子会社、六甲山観光が運営する六甲オルゴールミュージアム(博物館相当施設)は20日~8月20日、「特選オルゴールフェア」を開催する。

「オルフェウス100弁コンチェルト・サブライムハーモニー仕様」(36万7,200円・税込)

ベテランスタッフが厳選した上質なオルゴールを販売

同フェアは、本格的なオルゴールの販売イベント。初めて本格的なオルゴールに接する人から、コレクターまで満足できるよう、同館のベテランスタッフが厳選した上質なオルゴールを販売するという。

オルゴールを紹介する同館スタッフの柴田直樹氏

期間は、前半が6月20日~7月18日、後半が7月19日~8月20日で、会期中無休。前半のテーマは、「オルゴールで人気No.1曲 "カノン"特集」。オルゴールで一番の人気曲・パッヘルベル作曲の「カノン」は、同じ曲でも編曲、発音体である櫛の歯の本数、組み込むケースなどにより響きや印象が異なる。今回は「カノン」を演奏する約25機種をそろえ、聴き比べを楽しむことができる。

後半のテーマは、「スイス、リュージュ社レパートリー聴き比べ」。リュージュ社は、オルゴール発祥の地、スイスの老舗メーカー(創業1865年)で、今回は、楽曲のレパートリーが豊富な72本の櫛の歯を使って演奏する"72弁のオルゴール"を特集する。

オルゴールコンサートのイメージ

また、同フェアでしか出会えないオルゴール「オルフェウス100弁コンチェルト・サブライムハーモニー仕様」も用意。1つのケースに2台のオルゴールを組み込み、同じ旋律を微妙にずらして演奏することで、コンサートホールなどの空間で発生する残響音のような効果を得て、音に独特の広がりが生まれる。オルゴール・メーカー「サンキョー」(長野県)の技術チームによって開発されたものを、同館だけで先行販売する。価格は36万7,200円(税込)。

今回のフェアは、自身もオルゴール・コレクターであり、「国際オルゴール協会(Musical Box Society International/本部アメリカ)」の会員でもある同館スタッフの柴田直樹氏が企画。今回は彼の豊富な経験を生かし、自信を持って勧められるものを用意した。希望のオルゴールを探すなど、オルゴールに関するあらゆる相談にも応じるという。

会場は、六甲オルゴールミュージアム(兵庫県神戸市灘区六甲山町北六甲4512-145)。営業時間は、10時~17時(16時20分受付終了)。入館料(税込)は、大人(中学生以上)1,030円、小人(4歳~小学生)510円。