インテリジェンスは、22~39歳のビジネスパーソンを対象に「転職したい会社」を調査し、このほど「DODA転職人気企業ランキング2014」として発表した。調査は3月27日~31日にかけて行い、6万2,000人から有効回答を得た。

総合ランキング上位50位

2位はトヨタ自動車、3位はソニー

総合ランキング1位はグーグルとなった。グーグルは5年連続で首位。「国際的な企業であり、将来性がある」といった企業の成長性への評価だけではなく、「社員の多様な働き方を認めていて、社員の働く意欲を刺激する社内施策をたくさん行っているから」など、企業風土や働く環境にも評価が集まっている。

2位はトヨタ自動車、3位はソニーがランクインした。グーグルを含め、トップ3は4年連続で不動の順位となっている。業績回復の遅れが指摘されているソニーも、技術力や商品力への期待は高く、転職マーケットにおいてはブランド企業として、地位が高いようだ。

8位のパナソニック(昨年22位)は、13位のベネッセコーポレーション(昨年23位)ともに、アベノミクスの要である"女性の活用"を先進的に行っていることから、女性の支持を集め、順位をあげている。東京五輪開催決定による期待感もランキングに表れ、ジェイティービー(JTB)(昨年31位→16位)、エイチ・アイ・エス(HIS)(昨年141位→74位)が順位を上げた。

業種別ランキングでは、証券会社の躍進が目立つ

業種別のランキングでは、「IT/通信/インターネット」、「メーカー」、「メディア」、「小売/外食」、「サービス」で上位1、2位が昨年と同じなど、大きな変動がなく、今年も有名企業、ブランド企業が安定した人気を維持している。

一方「金融」では、ゴールドマン・サックス・ジャパン・ホールディングス(昨年3位→1位)、野村証券(昨年6位→4位)、メリルリンチ日本証券(圏外→10位)など、証券会社の躍進が目立った。昨年は株高や景気回復により証券会社の好業績の報道が多く見られたため、支持を集めたと考えられる。