ウエザーニューズ「ほたる情報」画面イメージ

ウェザーニューズはこのほど、最新の"ほたる"の出現傾向を発表するとともに、全国100カ所からほたるの名所を検索できる「ほたるスポット検索」を開始した。

全国のホタルスポット情報を検索。東北・北陸は見頃直前

同サービスは、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」やスマホ向けwebサイト、携帯サイト「ウェザーニュース」の「ほたる情報」からほたるの名所スポットを検索することができるサービス。

ほたるは見頃期間が2週間程度と短く、気象条件によっても出現時期が変化するため、最新情報を知ってもらうことで、より多くの人に鑑賞の機会を提供できる。

今年は全国的に2月3月は厳しい寒さとなったものの、3月下旬以降は暖かい日が多くなったため、ほたるの幼虫の成長や上陸が早く、去年と同じか早い時期に、西日本から飛び始めた。

特に5月末~6月初めは記録的な暑さとなり、出現エリアが東日本まで一気に拡大した。しかし、6月上旬に梅雨入りした後は、大雨に加えて、東・北日本の太平洋側では気温が平年より低めとなり、ほたるの出現は足踏み状態となっている。

11日発表の「ほたる前線」

現在、関東南部や近畿など西~東日本では既に見頃を迎えているエリアが多く、出現のピークを越えている地域も出始めた。大雨が心配なエリアもあるが、全国的に湿度は高く、雨さえ降らなければほたるが飛ぶには好条件だという。

ただし、ほたるの卵や幼虫が生育する川で増水が発生すると、卵や幼虫が流され、翌年の生育に影響が生じることも考えられる。昨年の夏以降に台風などで大雨があった地域では、今年のほたるの出現数が減少する可能性があるという。