富士重工業とスバルテクニカインターナショナル(STI)は、新型「WRX STI」をベースとして開発したレースカー「SUBARU WRX STI NBRチャレンジ2014」で、19~22日にドイツで開催予定の2014年ニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦すると発表した。

「SUBARU WRX STI NBRチャレンジ2014」

2008年から7年連続の出場となる今回のレースでは、2012年に続く3度目のクラス優勝をめざすとのこと。

「SUBARU WRX STI NBRチャレンジ2014」は、ベース車である量産型「WRX STI」の基幹部品はそのままに、耐久レース用装備およびチューニングが施されたレースカー。車両仕様は2リットル以下ターボ車の「SP3Tクラス」となっており、あえて量産車をベースとして開発したレースカーで参戦することで、新型「WRX STI」のAWDスポーツパフォーマンスが、「究極の一般公道」ともいわれるニュルブルクリンク・サーキットにおいても発揮されることを実証していくとしている。

新型「WRX STI」は、2014年1月の「北米国際自動車ショー」で世界初公開されたWRXシリーズのトップグレードモデルで、2.5リットル水平対向ターボエンジンや、剛性を向上させた専用サスペンション、マルチモードDCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)システムなどを搭載。開発時には、今回のレースコースでもあるニュルブルクリンク・サーキットにおいて、超高速度域における走行試験を重ねている。