トリンプ・インターナショナル・ジャパンはこのほど、「日欧の女性たちの下着意識」に関する調査結果を発表した。同調査は2008年7月9日~8月20日、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、日本、中国、台湾の18歳以上の女性を対象として実施。各国1,000名のサンプルを集計分析したもの。

カップサイズは日本も欧州3カ国も大差なし

日本と欧州では、カップサイズは同じでもアンダーサイズに大きな差

「現在のブラジャーのカップサイズ」については、日本、フランス、ドイツ、イタリアともに最も多いのは「Bカップ」で、カップサイズについては大きな差異はなかった。

アンダーのサイズは欧州3カ国が日本より10~15cm大きい

しかし、「現在のブラジャーのアンダーサイズ」を調べたところ、日本で最も多いのは75cm、次いで70cm以下。対してフランス、ドイツ、イタリアはいずれも85cm上が40~50%ともっとも多く、カップサイズは同じでも、アンダーサイズはヨーロッパ各国の方が10cm以上大きいことがわかった。

寝るときのブラジャー着用、日本女性は「安心」、イタリア女性は「自分を魅力的に」

日本の女性はブラジャーの所有枚数が少なめ

「ブラジャーの所有枚数」を聞いたところ、日本は5~6枚が最も多く、フランス、ドイツ、イタリアはいずれも9~10枚が最も多かった。平均枚数でも、日本は8.6枚、フランス、ドイツ、イタリアが10枚前後で、日本は他国より2枚程度少なかった。

就寝時のブラジャー着用率は国によって大差が

「就寝時のブラジャー着用」を聞いたところ、日本とイタリアはいずれも20%以上で、4人に1人は着用していることがわかった(日本の最新調査では約40%に増加)。「着用する理由」を聞いたところ、日本では「着けていると安心だから」と回答する人が多いのに対し、イタリアでは「自分をより魅力的に見せるため」と回答する人が多く、日本とイタリアではブラジャーの着用目的が異なっていた。

日本女性のブラジャー選びは「朝、手が届いたものを着ける」

欧州3カ国の女性はアウターに合わせてブラジャーを選ぶ

「朝、ブラジャーを選ぶ時どんなことを基準に選ぶか」を聞いたところ、日本では62%が「手に届いたものをあまり意識せずに着用」しているのに対し、フランス、ドイツ、イタリアでは、76%の女性が「その日の服装にあったものを意識して選ぶ」と答え、アウターファッションに合わせたブラジャー選びが一般的だった。

フランスとイタリアの女性には黒いブラジャーが一番人気

「最近購入したブラジャーの色」を聞いたところ、日本は「ベージュ」が34%で1位、「ピンク」が15%で2位だった。対してフランス、ドイツ、イタリアでは「黒」「白」が上位を占めていた。また、「セット購入率」を聞いたところ、日本は50%で平均値より10ポイント以上低いのに対し、フランスは85%で平均値より20ポイント以上、イタリアは77%で15ポイント近く高い結果となった。

自分のバストのサイズや形への満足度、日本女性は低く欧州女性は高い

日本女性は自分のバストに対する満足度が低い

「自分のバストのサイズや形についての満足度」を聞いたところ、日本はどちらも過半数が「不満」と回答しているのに対し、フランス、ドイツ、イタリアは7割前後が「満足」と回答した。