アメリカを象徴するスポーツカー「シボレー カマロ」が、5月25日に米国・インディアナポリスで開催された第98回インディアナポリス500マイルレース、略称「インディ500」でペースカーに採用された。

「シボレー カマロ」

「カマロ」が「インディ500」のペースカーに選ばれるのは8回目。ペースカーはレースのスタート直前、出場するレースカーをグリーン・フラグまでに導く役目を持つ。このペースカーを運転するドライバーは、「インディ500」で2007年、2010年、2012年と3回の優勝経験がある伝説的ドライバー、ダリオ・フランキッティ氏が務める。

シボレーは「インディ500」「IZOD インディカー・シリーズ」と長い歴史を共有しており、1911年にシボレーが誕生した当時も、シボレーの共同創業者であるルイ、アーサー、ガストンのシボレー3兄弟は初期「インディ500」で競っている。アーサー・シボレーは1911年のレースに出場し、ガストン・シボレーは1920年のレースで勝利した。シボレーは「インディ500」で、これまでに8回優勝している。

シボレーのモデルが「インディ500」のペースカーに採用されるのは、今回で25回目になる。初めての採用は1948年にまでさかのぼり、シボレーは他のどの自動車ブランドよりも、「インディ500」の公式ペースカーを務めたブランドとなっている。「カマロ」は今回で8回目だが、「コルベット」は13回も公式ペースカーを務めた。