南海電気鉄道は6月21・29日、期間限定で運行中の赤い「ラピート」を利用する日帰りイベントツアーを実施する。『機動戦士ガンダムUC』の世界観を表現した同列車の撮影会を行うなど、鉄道ファンにもガンダムマニアにも楽しめる内容だ。

赤い「ラピート」外観

5号車に設置されている特別装飾席

赤い「ラピート」の正式名称は、「赤い彗星の再来 特急ラピート ネオ・ジオンバージョン」。映画『機動戦士ガンダムUC episode 7「虹の彼方に」』の公開と、「ラピート」運行開始20周年を記念し、4月26日から運行を開始した。

6月21日のツアーでは、同列車を難波~和歌山市間で往復運転。往路到着後、和歌山市駅の留置線にて、「ラピート」外観撮影会と鉄道部品のオークションを実施する。 同駅2階改札外に設けた臨時会場では、「ラピート」の車両デザインを手がけた建築家・若林広幸氏の協力による50000系デザイン絵画展、南海電鉄オリジナルグッズ販売会を行う。旅行代金は、往復運賃・昼食代・記念品代など込みで大人5,800円、小児4,500円。定員160名。

6月29日のツアーでは、赤い「ラピート」を和歌山市駅から住ノ江駅まで片道運転した後、住ノ江車庫にて撮影会を実施。赤い「ラピート」と通常の青い「ラピート」の2編成が並んだ姿を撮影できるという。運転台と5号車の特別装飾席も見学できる。旅行代金は、片道運賃・記念品代など込みで大人3,500円、小児2,500円。定員135名。どちらのツアーも、記念乗車証、南海ボールペンセットなどの記念品が参加者に贈られる。

5月24日0時から26日12時までインターネットによる先行予約が行われ、「南海電鉄ぶらりたび」から申込可能だ。先行予約枠は21日出発分が100名、29日出発分が80名。5月30日から6月6日まで(土日を除く)、「ぶらりたび受付ダイヤル」で電話申込みも受け付ける。