片山工業は4月30日、自動車やオートバイ、さらに従来型の自転車とも異なる全く新しい乗り物「ウォーキングバイシクル」の製品化について発表した。

カラーは4色

「歩く」動作で走行できる!?

「ウォーキングバイシクル」は、若者から中高年まで幅広い世代をターゲットに開発した新しいタイプの乗り物。3つの車輪を持っており、「歩くような」動作をペダルに伝えることで前進する。道路交通法における「普通自転車」の規格に準拠しているため、公道走行もできる。

車両は安定性に優れた三輪タイプ。停車中も地面に足をつける必要もなく、発進時のふらつきも気にせず走ることができる。また、サドルがないため、スカートなどでも気軽に乗車が可能。サイズもコンパクトで、マンションのエレベーターにそのまま入れることができる。

安定性に優れた3つの車輪を持つ

また、同商品は電動アシストシステムを採用。パワーは3段階で、変速機構とも組み合わせることでスピードなどをスムーズにコントロールできる。バッテリーは取り外し式になっており、家庭のコンセントから充電が行える。

開発にあたっては同社技術開発チームに加え、デザイナーやブランディング専門家が"アドバイザリースタッフ"として参画した。ロゴマークとグラフィックデザインはグラフィックデザイナーの原研哉氏が手がけ、プロダクトデザインとショールームデザインはデザイナー・建築家の鄭秀和氏が担当。機能性だけではなく、デザイン性やファッション性をも備えた乗り物となっている。

カラーバリエーションは「ブリリアントレッド」「もえぎグリーン」「シャンパンゴールド」「さくらピンク」の4色。発売時期は2014年10月を予定している。販売価格は29万円(予定)。

体験試乗できるイベントも

同商品は5月31日まで、伊藤忠青山アートスクエアで行っている「自転車博覧会」に出展。5月19～21日に東京ビッグサイトで開催する「ビューティーワールド ジャパン」にも出展する。また、5月18日に外苑いちょう並木で行われるイベント「RIDE AOYMA2014」では、体験試乗もできる。ショールームは、7月に東京・表参道エリアにオープンを予定している。