会議やプレゼンで、よく「シナジー効果」という言葉が出てくるのを、見たり聞いたりことはないでしょうか。この言葉は一体どういう意味なのでしょうか? また、どういう時に使うのが適切なのでしょうか。「シナジー効果」の意味をまとめてみました。

■シナジー効果ってどういう意味?

「synergy」という言葉には、相乗作用や共同作用という意味があり、2つ以上のものが作用しあって、効果や機能を高めることを指して使われる言葉です。シナジー効果も同様です。「シナジーを生み出す」だけでも意味としては通じますが、英語圏でも「synergy effect」という使われ方もしているようです。

ビジネス上でシナジー効果が使われる時は、違う会社同士で連携したり、一体化して売り上げ増加をはかったり、コストの改善を行ったり、技術力を強化したりする時によく「シナジー効果」という言葉が使われます。

■シナジー効果はプラスの結果が期待できる時に、使おう

会議やプレゼン時に、よく「シナジー効果により業務改善をはかる」、「シナジー効果により売り上げ拡大をはかる」という言葉が出てくるのを耳にしたことはないでしょうか?多くの場合はAとB(もしくは複数)のものがひとつになって、価値を強めたり、コストの改善を行ったり、市場を拡大したりしようという意味で、使われていることが多いはずです。

ひとつのグループが商売をするのと、ふたつ以上のグループが商売をするのとでは、顧客の幅も、仕入れしたり生産したりする商品やサービスの量も、またそれらについてくる価値観も変わってきます。ふたつ以上のグループがお互いに協力し、いい結果や効果を生むことを指す時に「シナジー」という言葉がよく使われるようです。

反対に、ふたつ以上のグループが手を組むことで、悪い効果が生まれてしまうこともあります。そんな時にはシナジーの反対語、アナジーという言葉が使われます。または「負のシナジー効果」と呼ばれることも。「シナジー効果」をもし使うなら、相乗効果のメリットが多い時や、相乗効果によりプラスの効果が期待できる時等に使うとよいでしょう。

会議やプレゼンで、よく意味がわからないビジネス用語に出会うことがあります。ちょっと不思議な言葉に出会ったら、ぜひその意味を調べてみてくださいね。会議やプレゼンが、もっと楽しくなるかもしれません。