ジャックスは14日、通信販売やインターネット販売などを対象にした後払い決済サービス「ATODENE(アトディーネ)」を開始した。後払い決済サービスは信販会社では初となるという。

同サービスは、同社が通販・ネット事業者に対して代金を立て替えることで、利用者は商品到着後にコンビニエンスストアや銀行などで代金を支払うことができるというもの。

「ATODENE」概要

利用者は、商品の到着を確認した後に支払いができるほか、商品到着後2週間の支払い猶予があるため、近くの指定支払機関で都合の良い時に支払うことが可能。事業者は、ジャックスが代金の立替をすることで、利用者による未払いのリスクを避けることができるほか、注文後すぐに商品を発送できることから、キャンセルリスクが少なくなるメリットがあるという。

また、カード決済に不安を覚える利用者や、カードを所有しない利用者の開拓にも繋がるとのこと。加盟店手数料は、プランAが5%(固定費0円)、プランBが4.4%(同4,500円)、プランCが3.6%(同1万8,000円)、プランDが2.9%(同4万5,000円)。請求書は150円、取扱上限金額は5万4,000円となる。

ジャックスは、既存事業により培ってきた加盟店のネットワークや新規提携先も視野に、初年度は加盟店数600店、取扱高20億円を目標に積極的に提携推進を図るとしている。