熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップを中心に、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、１週間分の芸能ニュースを総ナメできる!
※【爽快情報バラエティー スッキリ!!】→【スッキリ】、【情報プレゼンター とくダネ!】→【とくダネ】、【情報満載ライブショー モーニングバード!】→【バード】、【ノンストップ!】→【ノン】、【情報ライブミヤネ屋】→【ミヤネ】と略表記します
●「仁科克基と矢吹春奈が破局。浮気現場を目撃でグーパンチ」【ノンストップ】
まさに矢口真里以来の寝室鉢合わせ。1月中旬のある朝、矢吹が家に入ったところ、仁科が知らない女性とベッドに寝ていたという。女性はキャバクラ嬢で仁科が前夜にお持ち帰りしたらしく、矢吹が２人をグーパンチでなぐったという報道もある。
矢吹に別れを告げられた仁科は何度も謝ったが、気持ちを変えることはできず。2月25日のブログでは、「どれだけ大切だったかは無くしてから初めて気がつくんですよね」「俺は反省はしても後悔はしたくないんですが、今回はひさびさに後悔しております」と心境をつづっていた。
仁科は多岐川華子と一昨年10月に離婚し、昨年6月から矢吹と交際。しかしわずか半年間で別れてしまった。『サンデージャポン』では、ダイエットを通して矢吹への純愛を誓っていたが、これぞ父・松方弘樹の血なのか、今や陣内智則に次ぐ、浮気キャラに浮上した。
一方、矢吹の事務所は、「（矢吹は落ち込むどころか）別れてからキレイになった」とコメント。これは「悪い男と別れてくれて万々歳!」というホンネだろう。
●「福山の5大ドームツアーがスタート! 加藤がスネる」【スッキリ】
福山雅治が5年ぶりのオリジナルアルバムをリリースして5大ドームを含む全国ツアーを開催。「13年ぶりに帰ってきましたよ。ただいま東京ドーム!」と叫び、土日にライブを行った。もちろん会場は満員で、観客たちは手にライトを持って盛り上がり、アコースティックギターの引き語りで歌った『家族になろうよ』ではうっとり。全24曲を歌い切った福山は、充実の表情を見せていた。
台湾公演も予定しているなど、ますますエネルギッシュな福山を見た1歳差の加藤浩次は、「ふつうの45歳はもうドロドロですよ」と苦笑い。と言いつつ、加藤もなかなかの男前芸人だ。
●「能年玲奈の『ホットロード』がメイキング公開」【スッキリ】
伝説のマンガ『ホットロード』の映画化続報。能年は『あまちゃん』以来の主演となることもあって、8月の公開を前にやたら露出が増えている。加藤浩次は公開されたメイキング映像を見て、「（実写化を許さなかった原作の）紡木たくさんがやっとOKしたんですよ。僕ら世代のマンガで、高校に別冊マーガレットの全プレ（全員プレゼント）で、『ホットロード』のきんちゃく持って行ってましたから」と熱っぽくコメントすると、天の声（山里亮太）は「小樽の狂犬は少女マンガ（が好き）だったんだね」と苦笑い。
●「レジェンド葛西がロマンチックすぎるプロポーズ」【ミヤネ】
ソチ五輪で銀銅2つのメダルを獲得した41歳の葛西紀明。初の個人メダルを獲得した夜、選手村に戻った葛西は恋人の怜奈さんに国際電話をかけ、「お前しかいない。結婚しよう」とプロポーズしていたことが分かった。帰国後の2月22日に、札幌市内の区役所に婚約届を提出し、その翌日に仲間で結婚報告会をしていたという。
相手は12歳年下で29歳の札幌在住一般女性。少し丸顔で目がパッチリしていて、タイ古式マッサージの資格を持ち、料理が得意という。2010年のバンクーバー五輪後に知人の紹介で知り合ったらしい。
話題は何と言っても、そのロマンチックすぎるプロポーズ。宮根誠司は「（メダル獲った直後だけに）これ、断るわけにいかへんしな」と納得顔だった。怜奈さんがビックリして部屋の中を走り回ったというのも納得だ。
●「沢尻エリカが2股交際一転、恋愛封印宣言」【スッキリ】
コスメCMの発表会に純白のドレスで現れた沢尻。この日は28歳の誕生日ということで、巨大ケーキが運ばれてくると「かわいい～!」と大ハシャギ。ただ、今のエリカ様はこれで浮かれることがない。「今まで誕生日は絶対仕事入れませんでした。今年は1つでも多くの作品を作っていきたいと思っているので、遊んでいる場合じゃない」とイタズラっぽく笑いつつ、マジメ宣言。この春、8年ぶりの主演連ドラ『ファースト・クラス』がはじまるだけにヤル気満々なのか。
最近、2人の男性との恋愛が報じられただけに、何人かの記者から質問が飛び交うと、「まあまあ」といさめるシーンもあった。誕生日も「友達とみんなで（過ごします）」と大人のコメントでかわした。物足りないというか、魅力がそがれた感じもしてしまう。
●「浅田舞が妹・真央との恋愛バトルに勝利宣言!」【スッキリ】
浅田真央の選手人生23年間を振り返る記念展が、全国4都市で開催されている。記者たちから恋愛話を振られたゲスト参加の姉・舞は、「あまりにも（真央に）浮いた話、恋の話がないので、ちょっと心配になる。今までは忙しくてそんな余裕もなかったと思うので、もし心の余裕があるならば、女の子として恋愛もいいんじゃないかなって」と勝手に話してしまった。ただ、姉にここまでアッサリ言われた妹は、ちょっと悔しいのではないか。
続いて、レポーターなどのタレント活動もする自身の恋愛を聞かれると、「私は競技では真央に負けてしまったんですけど、恋愛では負けないように頑張りたいなと思ってます」と堂々の勝利宣言。舞は現在25歳で、かつてテレビ番組で「恋をしている」と発言していただけに、真央の去就が決まったら電撃結婚があるかもしれない。
●「三谷幸喜が52歳で初めてパパに。妻と元妻の心境は?」【PON!】
三谷が「まもなく、三谷家に新しい家族が加わることになりました。この6月初旬に初めての子供が誕生する予定です」と発表。昨年8月に結婚した19歳年下の妻が、現在妊娠8カ月であることを明かした。
2011年5月に離婚した小林聡美との間には子どもがいなかっただけに、三谷の喜びはひとしおか。一方、妻は小林に似ているという報道もあっただけに、16年間連れ添った小林の心境はいかに。ちなみにその妻も、今話題の辻仁成が映画ヒロインに大抜擢し、恋愛関係も噂された元女優だったりする。
●「寝室鉢合わせ騒動に、パイオニア大鶴義丹が生コメント」【ノンストップ】
番組オープニングの話題は、仁科克基と矢吹春奈の浮気現場鉢合わせ騒動。これを“パイオニア”大鶴義丹や、旬の男・坂上忍らを交えて徹底討論するというのが、いかにもこの番組らしい。
まず大鶴が自分の騒動について、「（元妻のマルシアと）別居中にパーティーをしていて、最後に1人つぶれた女の子が残っただけ。何もなかったんだから。本当の鉢合わせじゃなくて“小鉢”」と釈明。当然、千秋や坂下千里子らスタジオの女性陣は全く信じていない。さらに大鶴は、「芸能人が浮気で自宅を使うのは、連れ込みやすいし、深夜はラブホテルが満室だから。公園でするわけにいかないし」とムチャな持論を力説する。
一方の坂上忍は、「僕も（浮気を目撃された）経験者です。若いころで鉢合わせまではいかなかったけど」といきなりカミングアウト。ただ、「結婚してたらダメ。（するなら）浮気でしょ」と意外にまともな意見を放つ。それに呼応した坂下は、「（エッチを）やるんだったら家じゃない」と爆弾発言しつつも、すぐに赤面。坂下はこのあたりのバランスがうまい。
矢吹が仁科と浮気相手をなぐったことについては、坂上が「なぐられるより、無言が一番怖い」、大鶴も「黙って消えられると大事なものを失ったと感じる」と完全に同調。再婚したばかりの大鶴が今浮気したら、それこそ昭和のスターさながらで、ある意味大物だ。
●「二宮和也が新司会者に。岡田圭右を手玉に取る」【PON!】
この日は、新ドラマの番宣でゲスト出演した二宮和也が司会を務め、本来司会の岡田がゲスト扱いに。これまで二宮は、『PON!』のムチャ振りに何度となく応えてモノマネをするなど、自ら「準レギュラー」と言うお気に入りの番組なのだ。
二宮とアシスタント・佐藤良子アナのスムーズな進行を見た小嶋陽菜は、「自然に番組が進んでいく」と爆笑。佐藤アナも「（岡田の余計なボケなど邪魔が入らず）やりやすい」と満面の笑みを浮かべる。
続くトークコーナーのゲストは岡田。「『PON!』ってこんなに狭いスタジオなんだ……やかましいわ!」とノリツッコミを入れる。おすすめスイーツの紹介も、お宝写真の紹介も、全て岡田だ。さらに二宮は、「岡田さんの干支ギャグを一番楽しみにしている芸能人が嵐。11月くらいになるとみんなザワザワしていますから」とMCらしくゲストを持ち上げる。
二宮は天気予報や報道フロアとの絡みもバッチリ。ラスト10秒まで岡田にギャグを振り続けるなど、すっかり別の番組になっていた。この盛り上がり、必ず第2弾があるだろう。
今週のワイドショーは、大半が小保方晴子氏のニュースだった。なかでも『ミヤネ屋』は、2時間丸ごと使ってしまう日もあるなど、コメンテーターたちは“いるだけ”でギャラ泥棒状態に。それでも2桁視聴率を記録してしまうのだから、スタッフの判断は間違っていなかったのだろう。『情報ライブ ミヤネ屋』の番組名通り、フットワークと思い切りの良さは、全く色あせていない。
木村隆志
コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間（同時視聴含む）を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。