京福電気鉄道は10日、嵐電(嵐山本線・北野線)でダイヤ改正について発表した、実施日は3月21日。嵐電天神川駅が開業した2008年3月以来、6年ぶりのダイヤ改正となる。

嵐電は嵐山をはじめとする京都市内の観光地巡りにも便利な路面電車

今回のダイヤ改正では、利用者にわかりやすく覚えやすいダイヤの拡充を図るべく、嵐山本線の四条大宮駅・嵐山駅で昼間時間帯の発車時刻を毎時0・10・20・30・40・50分発にそろえる。これにともない、日中時間帯の帷子ノ辻(かたびらのつじ)駅での接続も改善され、嵐山本線四条大宮方面から北野線への乗換え時間が現行の6分から2分45秒に、北野線から四条大宮方面への乗換え時間が現行の7分45秒から1分35秒に、それぞれ短縮されるという。

嵐山本線では、嵐山駅発の始発を現行の6時2分発から5時57分発へ変更。発車時刻を5分早めることで、地下鉄東西線(嵐電天神川駅で乗換え)・阪急京都線(西院駅で乗換え)への接続が改善され、これまでより約15分早い電車への乗継ぎが可能となる。北野線では夜間の運行本数を増やし、21時まで10分間隔での運行が継続される。

なお、嵐電では消費税率が引き上げられる4月1日以降も、現行の200円均一運賃(子供100円)が継続される。わかりやすいダイヤと運賃体系で、「これまで以上に『ご利用いただきやすい電車』をめざします」としている。