就職を意識し始めた時期、大学3年の春以降が7割弱で最多

マクロミルはこのほど、「就職活動に関する調査」を実施、結果を公表した。

今回で3回目となる同調査は、2月18日~22日、1都6県に住む就職活動中の大学3年生と大学院1年生を対象にインターネットリサーチにて実施、男性150サンプル、女性150サンプルの計300名から回答を得た。

就職を意識し始めた時期は、大学3年の春以降が7割弱

現在、就職活動中の1都6県に住む大学3年生と大学院1年生に就職を意識し始めた時期を尋ねたところ、「大学3年生の春(4~6月)」が最多で23%だった。大学3年生の春以降に意識し始める人が多い傾向は昨年から変わらず、全体の7割弱を占めた。 一方で、「大学入学してすぐに」という人も8.3%おり、昨年の4%から倍以上に増えた。

2月下旬時点での企業へのエントリー数は何社か尋ねたところ、平均で33.5社と、昨年よりも4.2社減少した。100社以上エントリーしている人が全体の6%おり、もっとも多い人では170社という回答もあった。男女別では、男性は平均30.2社、女性は平均36.7社と女性の方が6.5社多くなっている。

2月下旬時点での企業へのエントリー数は平均で33.5社

不利と感じる1位「自分の経済力」、2位「学歴」、3位「容姿」

就職活動を通して、自分の経験やスキル以外のことで有利または不利と感じることがあるかを尋ねたところ、有利と感じている人がもっとも多かったのは「自分の学歴」で33%だった。反対に29%の人が不利だとも感じており、やはり学歴はもっとも多くの人がいずれかの影響を感じるものであるようだ。一方、不利と感じている人が一番多かったのは「自分の経済力」で35%。有利と感じている人が9%と少なく、もっともスコア差が大きな項目となった。

就活で有利と感じること、1位「学歴」、2位「容姿」、3位「出身地」

ネット上の"ブラック企業"の噂、「情報収集して自己判断」が66%

自分の興味のある企業がネット上で"ブラック企業"と書かれていた場合にどうすると思うかを尋ねたところ、もっとも多かったのは「説明会や面接などで情報収集して自分で判断する」で66%だった。次いで「自分が良い企業だと思えれば他人の評価は気にしない」が28%など、自分の目で判断するという人が多い。

ネット上の"ブラック企業"の噂、「情報収集して自己判断」が66%に

一方で「その企業から内定をもらってもぎりぎりまで他の企業を受ける」(26%)といった保険を確保しようという人や、「エントリーしない、あるいは選考を辞退する」(20%)と完全に避けようとする人も一定数いる。

また就職活動でFacebook、Twitter、LINEなどのソーシャルメディアを活用しているかを尋ねたところ、29%が「活用している」と回答した。その人たちに、どのソーシャルメディアを活用しているかを聞くと、もっとも多かったのは「Twitter」で71%、次いで「Facebook」68%、「LINE」39%という結果となった。

利用しているソーシャルメディア1位は「Twitter」、2位は「Facebook」、3位は「LINE」