フジテレビ系のリアリティ番組『テラスハウス』出身の歌手・住岡梨奈が、日台合作映画『一分間だけ』(5月31日公開)で日本上映版の主題歌を担当することが10日、明らかになった。住岡が実写映画の主題歌を歌うのは、今回が初となる。

日台合作映画『一分間だけ』で日本上映版の主題歌を担当する住岡梨奈

本作は、台湾でも発売された作家・原田マハの同名小説を映画化したもので、働く女性と愛犬の切ない愛の物語。仕事、愛犬、恋愛に追われ、葛藤する主人公・ワンチェンをチャン・チュンニン、ワンチェンを支える彼氏をピーター・ホーが演じ、日本からは国際は女優として活躍の場を広げる池端レイナが参加した。監督は、テレビドラマ『秋のコンチェルト』で記録的な高視聴率を獲得したチェン・フイリンで、本作が映画初監督作となる。

日本上映版主題歌に抜てきされた住岡は、自身が犬を飼っていた経験もあり、本作で描かれている飼い主と愛犬との感動的な物語に共感し、オファーを快諾した。住岡は、「映画のタイトルを見たときに"一分間だけ"は何を意味するのだろうと考えさせられました」と振り返り、「わかっているけど忘れてしまったり、失いかけて気づいたして、大切なことを思い出させてくれる映画です」と本作を紹介。「一瞬一瞬、 見逃さないために一語一句、心込めて歌わせていただきました」と楽曲に込めた思いを語った。

住岡の歌う主題歌は、本作のために書き下ろされたもので、ロックバンド・音速ラインの藤井敬之との共作。作詞を住岡と藤井で行い、作曲は藤井が担当。同曲は、本編のエンディングや予告編などで使用される。

住岡は、高校生の頃からオリジナル曲を作詞・作曲。札幌市内のライブハウスを中心に活動をはじめ、2012年6月にシングル「feel you」でデビューした。2013年7月から翌年1月まで『テラスハウス』に出演したことがきっかけでさらに注目を集め、2014年1月に初の全国ワンマンツアー「住岡梨奈 first tour 2014 "ツムギウタウ"」を開催。翌月には4thシングル「言葉にしたいんだ」をリリースした。

(C)2014映画『一分間だけ』