本田技研工業は21日、力強い出力特性の水冷・4ストローク・OHC・V型4気筒エンジンを搭載したオン・オフロードスタイルの「VFR1200X デュアル・クラッチ・トランスミッション」を3月7日に発売すると発表した。価格は183万7,500円。
同モデルは、クロスオーバーコンセプトのフラッグシップモデルで、デュアル・クラッチ・トランスミッションを標準装備するなどして、市街地走行から長距離ツーリングまで、さまざまなシチュエーションで余裕を持って操る楽しみと快適な走行を徹底的に追求したとのこと。
低・中速域から高速域まで力強い出力特性とした同社伝統のV型4気筒1,236ccエンジンと、オートマチックモードとマニュアルモードが選択できる有段式自動変速機DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)を搭載。そのほか、ライダーが後輪の駆動力のレベルを必要に応じて任意に選択できる「Hondaセレクタブル トルク コントロール」、コンビブレーキにABSを組み合わせた「コンバインドABS」、ETC車載器、5段階の温度設定が可能なグリップヒーター、メインスタンドなどを装備している。
車体は、高い剛性感としなやかさを両立したというダイヤモンドタイプのフレームで、フロントサスペンションには倒立タイプのテレスコピックを、リアサスペンションにはプロアームとプロリンクをそれぞれ組み合わせて装着。前・後ホイールには、チューブレスタイヤの装着に対応したワイヤースポークホイールを採用し、しなやかな足回りを実現したという。車体色は、「マットチタニウムブレードメタリック」1色の設定となる。