なぜ男は20年間監禁され、突然解放されたのか?『オールド・ボーイ』映像公開

日本のコミックをベースにした映画『オールド・ボーイ』の特別映像が公開された。

同作は、カンヌ国際映画祭グランプリを受賞したパク・チャヌク監督『オールド・ボーイ』のハリウッド版。土屋ガロンと嶺岸信明による日本のコミックをベースにしたもので、監督スパイク・リーはこの韓国版のテーマを受け継ぎつつ、舞台をアメリカの架空の都市に移し替え、新解釈をふんだんに織り交ぜた新たな物語となっている。

酔っぱらったある夜突然拉致され、理由も分からぬままTVだけが置かれた牢屋に監禁された広告代理店重役のジョー・ドーセット(ジョシュ・ブローリン)。理由も分からない監禁生活がついに20年目に突入したある日、ジョーは突然外界に解放された。監禁中に妻殺しの汚名を着せられたジョーは、休む間も惜しんで猛然と動き出す。それは愛娘ミナとの再会を果たす前に、何としても自分を陥れた男を捜し出し、復讐を成し遂げるため。やがて彼の前に姿を現した犯人は、あらゆる人間の良心を捨てた冷酷非情な男だった……。

このたび公開された映像は、1993年から2013年の20年間にわたる監禁生活の様子が、舞台となるアメリカの情勢が流れるTV画面と共に映されていくもの。監督は『インサイド・マン』などで知られるスパイク・リー。ジョシュ・ブローリンをはじめ、エリザベス・オルセン、シャールト・コプリー、サミュエル・Ｌ・ジャクソンらが出演する。

映画『オールド・ボーイ』は6月より新宿バルト9ほかにて全国公開。