リーディングマークは2月17日、2015年度卒の就職活動生における就職人気企業の実態調査を実施した。同調査は、東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学、京都大学、東京工業大学、上記各大学院の計10校の学生1,341名を対象に、2013年12月1日~2014年1月25日の期間、セミナー会場でのアンケートおよびインターネットにて実施。
調査の結果、1位は三井物産(22.5%)、2位は三菱商事(22.3%)、3位は伊藤忠商事(15.3%)と、総合商社がトップ3を占める結果となった。これは前回2014年卒の調査時と同じ結果だという。4位の住友商事は前回の9位から5ランクアップした。また博報堂/博報堂DYパートナーズが前回16位から今回8位に、電通が前回10位から今回9位になるなど広告代理店が人気を取り戻す一方、三菱東京UFJ銀行が14位、三井住友銀行は16位と、メガバンクの人気は回復しない結果になったという。
志望業界1位は「商社」、期待する年収は441万円
志望する業界1位は「商社」に。昨年から4%増の42.2%が回答し、第2位の「日系銀行」に男女平均で18.3ポイントの差をつけた。また、最初の就業先で期待する年収は441万円となった。これは男女平均で昨年比10万円増となる結果だ。5%の学生は年収1,000万円を希望している。
自身が思い描くキャリアゴールについてたずねたところ、約4割が「ワークライフバランス」を選択した。昨年と比較すると、「奉仕・社会貢献」と回答した学生は約10%減少し、「リーダー・マネージャー」も約5%減少し、「自立・独立」「スペシャリスト」「起業家的創造性」がポイントを上げた。