JR東日本仙台支社はこのほど、仙山線の臨時駅である西仙台ハイランド駅・八ツ森駅の廃止を発表した。両駅とも3月14日をもって廃止される。

10年以上にわたり全列車通過が続いた仙山線の2駅が廃止に(写真はイメージ)

八ツ森駅は1937(昭和12)年11月、仮乗降場として開業した。八ツ森スキー場の利用者のために設置されたが、同スキー場が1970(昭和45)年に閉鎖された後は利用者が減少。1987年3月に臨時駅となった後、2002年12月以降は全列車通過となっていた。西仙台ハイランド駅は1987年3月に臨時駅として開業。近隣にある総合レジャー施設への利用者が多いことから駅が設置されたが、道路整備が進み、自家用車などの利用が増える一方、鉄道利用者は減少。2003年10月から列車が停車しない駅となっていた。

八ツ森駅・西仙台ハイランド駅ともに10年以上にわたって全列車通過が続いており、「今後の使用見込がないこと」(JR東日本仙台支社)を理由に廃止が決まった。