三井住友銀行の子会社であるSMBC日興証券とジャパン・ペンション・ナビゲーター(以下J-PEC)は1月31日、下記目的の実現を図るため、SMBC日興証券が保有する日興年金コンサルティング(以下NPC)の全株式をJ-PECに譲渡することで合意に至ったと発表した。
なお、株式の譲渡後、J-PECを存続会社とする吸収合併により、J-PECとNPCの経営統合を行う予定としている。
わが国においては、少子高齢化の進展にともない社会保障制度の改革が進む中、老後資産の形成における確定拠出年金制度の役割は重要性を増してきているという。三井住友フィナンシャルグループでは、2009年10月にSMBC日興証券、NPCがグループ会社となって以降もJ-PECとNPCが各社で顧客へ年金サービスを提供してきたという。このたび、両社の人材・ノウハウを結集することで、顧客により一層満足してもらえる、付加価値の高いサービスの提供を実現していくとしている。
スケジュール及び統合ストラクチャー
J-PECによるNPCの子会社化:4月(予定)
- SMBC日興証券が保有するNPC全株式をJ-PECに譲渡し、J-PECがNPCを完全子会社化する。これによるNPCの社名、各種サービスに変更はない
J-PECによるNPCの吸収合併:11月(予定)
- J-PECを存続会社とする吸収合併により、J-PECとNPCの経営統合を行う。合併後の社名はジャパン・ペンション・ナビゲーターとする