アウディ ジャパンは14日、都内で「2014新春記者会見」「The new Audi A3 Sedan 発表会」を実施した。アウディ初のプレミアムコンパクトセダン「A3 Sedan」「S3 Sedan」は同日から販売開始されている。

会場に展示されたアウディ「A3 Sedan」

「A3 Sedan」は、アウディの主力車種のひとつ「A3」に初めて投入されるセダンタイプの新型モデル。パワフルなエンジン、優れた燃費性能、数々の先進技術を搭載した「プレミアムコンパクトセダン市場に新たなスタンダードを創造するモデル」だという。全長4.5m以下、全幅1.8m以下と、日本の道路事情に適したボディサイズに。最新の軽量化技術により、車両重量は1,330kg(「A3 Sedan 1.4 TFSI」)に抑えられた。

発表会に出席した大喜多寛氏

発表会にてプロダクト説明を行った大喜多寛氏(アウディ ジャパン代表取締役社長)は、コンパクトセダン市場へ参入するねらいについて、「日本の道路事情に合ったセダンを投入し、市場を活性化させる役割を担いたい」とコメント。近年、日本のセダン市場は縮小傾向にあるが、「ドイツのメーカーが本気で、自信をもってこのセダンを販売することで、再度セダンの良さを訴求したい。『セダンは古くさいのでは?』という声も、すばらしいデザインのクルマを投入すれば、必ずその価値観を変えられると思います」と自信を見せた。

大喜多氏によれば、同社は今年、「成長と拡大」をテーマに掲げており、コンパクトセダン市場への参入もその一環だという。「新しい商品で新たなユーザーも入ってくるはず。『A3 Sedan』を核に新規顧客を引き込みたい」と大喜多氏。同社のハイエンドモデルを成長させるべく、新しい「A8」を投入予定であることもあわせて発表された。

新型「A3 Sedan」と、同シリーズ最上級モデル「S3 Sedan」は、全国の正規ディーラーを通じて発売。価格は、「A3 Sedan 1.4 TFSI」が325万円、「A3 Sedan 1.4 TFSI with COD」が364万円、「A3 Sedan 1.8 TFSI quattro」が410万円、「S3 Sedan」(5月導入予定)は561万円となっている。

アウディ「2014新春記者会見」「The new Audi A3 Sedan 発表会」

新型「Audi A3 Sedan」外観・内装イメージ

新型「Audi S3 Sedan」外観・内装イメージ