映画『僕は友達が少ない』の完成披露イベントが8日、東京・新宿バルト9で行われ、キャストの瀬戸康史、北乃きい、栗原類らが出席した。

映画『僕は友達が少ない』の完成披露イベントに出席した瀬戸康史(左)と北乃きい

同作は、平坂読の同名ライトノベル(MF文庫刊)を実写化した青春エンタテイメント作品。友達がいない羽瀬川小鷹(瀬戸)は、エア友達と会話をする三日月夜空(北乃)が立ち上げた友達作りをする"隣人部"に入部させられる。やがて、孤立している変わり者たちが集まり、部は活気づくが、生徒会長の西園寺(栗原)の横暴によって廃部に追い込まれ――というストーリーで、映画は2月1日から全国公開。

イベントでは、瀬戸、北乃、栗原のほか、キャストの大谷澪、久保田紗友、山田萌々香と及川拓郎監督、主題歌を担当したケラケラが新年らしい着物姿で登場。女性陣の振袖姿に、瀬戸が「艶やかで素晴らしい」と絶賛するも、北乃は「見てないし! もういいよ～」とむくれっ面。また、「僕だけ浮いてる……。瀬戸さんが格好良すぎる」と肩をすぼめる栗原に、瀬戸は「落語家さんみたいで似合ってますよ」と褒めた。

撮影についてのトークでは、北乃が「大谷さんの胸を揉んだり、今までやったことがない役。あそこまでキャラが濃いと、演技も振り切って冒険してみようと思った」と振り返ると、巨乳のお嬢様を演じた大谷は「恥ずかしがってるきいちゃんを堪能しました」といたずらっぽい笑み。また、新年の抱負を聞かれた北乃は「この作品を機に私は変わった。こんなに仲良くなったのは初めてで、スクリーンからその雰囲気が出てる。今後は、良い作品にするために共演者と話したい」と人見知りを克服したようで、瀬戸も「僕も友達が少なかったけど、この作品を通してこんなにたくさんの友達ができた」と笑顔を見せた。

しかし、「友達になった類くんと北乃さんは、また人見知りに戻ってしまったみたい」と危惧する瀬戸は、その後行なわれた舞台あいさつで、北乃らに「友達だよね?」と再確認。続けて、「みんな人見知りで、撮影の最初の方は目も合わせてくれなかった」とこぼすと、北乃と大谷に「瀬戸さんが1番ひどかったですよ!」と暴露され苦笑い。最後に、北乃は「本当に色んな意味で目が離せないので、あっという間の2時間だと思う」とイベントを締めくくりつつ、「あっ、言い忘れてた。瀬戸さんのアクションがすごいです！台本に書いてある以上に頑張ったみたいです」と付け加えて、会場の笑いを誘っていた。