岸谷五朗と寺脇康文主宰の演劇ユニット・地球ゴージャスの最新作となる舞台『クザリアーナの翼』が2014年1月8日に開幕することを受け、コルリ役に抜てきされたSNH48の宮澤佐江が、本番への意気込みを語った。

舞台『クザリアーナの翼』稽古中の宮澤佐江

本作は、2014年に結成20周年を迎える演劇ユニット・地球ゴージャスの13作目となる舞台。4つの階級に縛られた架空の国「ジャメーリア」を舞台に、それぞれの運命に逆らって必死に生きる人間たちの姿を描き出す。岸谷、寺脇のほか、中村雅俊、風間俊介、山本裕典、佐藤江梨子、湖月わたるら総勢40人近い俳優が出演。その中で宮澤が演じるのは、初めての恋に目覚めていく少年のような少女・コルリ役で、岸谷は「絶対に宮澤さんだと思った」と確信し、あて書きで脚本を書き進めた。

宮澤にとって本作は、2011年9月に上演されたスーパーLiveShow『ダブルヒロイン』以来となる舞台。今年9月に行われた製作発表会では「今日初めてキャストの皆さんとお会いして、自分がここにいることがまだ不思議」と実感が湧いていない様子だったが、上演初日を前に「すっごく楽しみです。きっと初日は尋常ではないくらい緊張すると思いますが、大好きな方々と共に作り上げてきた作品を楽しみに待っていてくれているお客さまに早く見ていただきたいです」とはやる気持ちを抑え、日々稽古に打ち込んでいる。

AKB48グループ以外での本格的な舞台は今回が初。「新しい発見が数え切れない程たくさんあります。お稽古の毎日が自分にとって勉強させていただいている日々なので、幸せに思っています」と喜びを口にし、「"一生懸命何かに取り組む事"はやっぱりすてきだし、取り組んでいる人って男女問わずすごくカッコイイと思いました!」と周囲の刺激も女優としての成長へとつながっている。

宮澤佐江が演じるコルリ

「今回の舞台では、初めてのことにたくさん挑戦させていただいています。この作品を見ていただき、いっぱいの方々に感動と勇気を与えられたらなと思います」と本作に込めた思いに加え、ファンに向けて「今の宮澤佐江が演じるコルリをぜひ劇場に見に来てくだ"さえ"」とメッセージを送っていた。

舞台『クザリアーナの翼』は、2014年1月8日から2月20日まで東京・赤坂ACTシアターをはじめとする全国4カ所で上演される。また、AKB48劇場の最寄り駅でもあるJR秋葉原駅の中央改札口では、"宮澤佐江推し"スペシャルバージョンの本作スポット映像(デジタルサイネージ)が、2014年1月5日まで公開される。