中国語ってむずかしそう・・・

正月休みに彼女と中国に旅行に行くことになった。「万里の長城を見て~本場の北京ダック食べてみたい~!」と浮かれる彼女を見ながら、しかし一抹の不安が・・・。中国語って「ニーハオ」と「シェイシェイ」しか話せない! 英語も中1レベルの俺が中国語なんて絶対ムリ!普段は頼りない僕だけど、今回の旅が彼女を喜ばせて、うまくいけば旅の最後に上海の夜景を見ながらプロポーズなんてことも・・・!?旅行当日まで、あと数日!中国語をマスターするべく“中国漬け”の日々がはじまった。

「考えるな、感じろ!」

さっそく中国語を学ぼうと本屋に行き、中国語の教材を何冊か見てみたが、漢字だらけのページをめくるたびに気が遠くなってきた。そんな時、僕はブルース・リーのある言葉を思い出した。「考えるな、感じろ!」それは映画「燃えよドラゴン」の中で弟子の少年に蹴りの極意を説くシーンに登場する名セリフだ。頭で考えすぎずに、感覚に身につけなければ本物にはなれない。中国語という苦手意識の壁を超えるために、僕は自分が日本人という意識を無くしてみた。すると、自然とブルース・リーが僕に宿り・・・。

「ウッーワッチャー!!」と奇声を発してやる気満々の筆者

中国語に燃えるドラゴンと化し、パソコンのキーボードをものすごい勢いで叩いていると、ある中国語教材に出会った。それは『超速中国語PLUS』という初心者向けe-ラーニング教材。まず「子どもが言葉を覚えるように学習できる」というフレーズが気に入った。これは、まさに考えるより、感じるように中国語をマスターできるのではないだろうか。

届いたボックスを開くと、レッスンCD6枚、テキスト2冊とポケットブック2冊入っていた

「考えるな、カタチから入れ!」

まずは、肉体に4千年の歴史を取り入るべく、「3食中華まんトレーニング」を始めてみた。通勤中のモーニング中華まん、デスクでランチ中華まん、枕元に夜食中華まん!というオールタイム中華まんずくし。しかし、段々と味に飽きてきて気付けば、ピザまんやプリンまんなど中国大陸からどんどんと離れていったので、あえなく挫折・・・。

3食中華まん生活で、中国をカタチから感じてみる

そこで、ネットで見つけた『超速中国語PLUS』を購入して、さっそく使ってみた。付属のCDでネイティブの発音を繰り返し聞きながら、パソコン上で問題を解答していくと、次第に漢字の「形」と「音」がセットで頭に入っていく。この発音はこういう漢字表記なんだな~と脳に感覚的に染み込んでいくようだ。

ホームページから自分のアカウントからログインしてレッスンを始める

「考えるな、どこでも学べ!」

時間が空いたらいつでも中国語に触れる機会を増やそうと、僕は麻雀を始めた。「数字の牌の呼び方イー、リャン、サン、スーは中国語の呼び方と同じだ!」一盃口(イーペーコ)、七対子(チートイツ)、大三元(ダイサンゲン)、国士無双(コクシムソウ)・・・ 役の名前も次々と覚え、雀荘内での語学力は身に付いたが、徹夜麻雀の日々で仕事がボロボロに。

麻雀は、中国語の勉強にもなる?

そうだ、『超速中国語PLUS』を使えば、時間を無駄にすることなくいつでも中国語の学習ができるではないか! 自分のアカウントでホームページにアクセスすればPCやスマホでいつでもどこでも学習ができるのだ。つまらない会議や退屈な通勤・帰宅時間は中国語レッスンタイムに変えてしまおう。

ネットがつながれば、会議中でもレッスン開始!

「考えるな、即答えよ!」

中国人は早口のイメージがある。あの会話のスピードには食文化にルーツあるのでは!? 麻婆豆腐、担々麺、辣子鶏、麻辣火鍋・・・とにかく辛い食べ物が好きな人たちと対等に会話するには、さらに辛さに耐える舌を身につけなくては!ということで、“マイ中華唐辛子”を携帯してあらゆる食べ物にふりかけてみた。吹き出る汗!しびれる舌!ゆるくなる腹!頭の回転ではなく、トイレに行く回数が増えて地獄の苦しみを味わう始末・・・。

唐辛子ヌードルで中国人の舌になれるか!?

トイレから這いつくばりながら、またも『超速中国語PLUS』にログイン。今回は、「超速徹底トレーニングシステム」で会話の瞬発力を鍛えることに。これは出題される課題に制限時間内に答えるというゲーム感覚が楽しい。さらに合格しなければ、次の課題にいけないので、繰り返していくうちにいつの間にか言葉の意味を理解する反射力が身に付いていった。

イントネーションを聞き分けていくうちに、自分でも話せるイメージが身に付いていく感じがした

10日間の短期集中での猛特訓で、身も心もどっぷり中国に浸かった。パソコンやスマホでいつでもどこでも学習ができる『超速中国語PLUS』によって中国語の基礎となる発音を聞き分ける力が身に付いたようだ。あとは、繰り返して これで彼女との中国旅行もなんとかなりそうだ。あとは、さらなる繰り返しで準備万端! よし、あとは当日までにプロポーズの練習か!?

文:太田陽介(都恋堂)