東京都交通局は、国土交通大臣宛に都営バス(乗合)、都営地下鉄、日暮里・舎人ライナー、都電荒川線の旅客運賃の変更認可申請を行ったと発表した。2014年4月1日からの消費税率引上げにともない、消費税相当分を運賃に転嫁するための申請となる。

東京都交通局も消費税率引上げにともない運賃を改定(写真はイメージ)

全体の改定率は2.857%。JR東日本や首都圏の大手私鉄などと同様、普通運賃のうち「PASMO」などICカードを利用して乗車する際の運賃が1円単位になる。現金やきっぷでの乗車は従来通り10円単位。これにより、都営バス(乗合)では、現行200円の23区内一般系統運賃が現金210円・ICカード206円へ値上げとなる。

都営地下鉄も、現行170円の初乗り運賃がきっぷ180円、ICカード174円へ変更に。日暮里・舎人ライナーの初乗り運賃も、現行160円からきっぷ170円、ICカード165円へ改定される。同様に都電荒川線の運賃も、現行160円から現金の場合10円、ICカード利用の場合5円、それぞれ値上げとなる。運賃改定日は、都営バス(乗合)と都電荒川線が4月1日。都営地下鉄と日暮里・舎人ライナーは6月1日からの改定を予定している。