すしを食べなくても「スシロー」に来てね--進む回転すしチェーンのカフェ化

回転すしチェーンの「スシロー」がちょっと驚きのお知らせをオフィシャルサイトにアップしている。「スイーツだけでも、スシローへ。」である。

確かに最近の回転すし店といえば、すしだけではなくフライドポテトやうどん、さらにはパフェやアイスクリームといったスイーツ類もまわっている(というか、まわっている商品から選ぶというよりかはタッチパネルから好みのものを選んで、届くのを待つ、といったスタイルになりつつあるが……)。しかしながら、回転すしという業態でありながらのこのコメント、やはり驚きである。

そういえば、今月2日からは同じく回転すしチェーンの「無添くら寿司」がプレミアムコーヒーの提供を開始した。アラビカ種のコーヒーを100%使用したホットコーヒーが特徴的だ。

そして、今回のスシロー。スシローのスイーツメニューといえば、バニラやチョコ、抹茶、ストロベリーといったアイスクリーム、チョコケーキ、パンナコッタなどが105円で楽しめる。筆者が個人的に好きなのはエッグタルトで、クリーミーなフィリング、しっとりと湿り気を帯びたタルト生地……。これ、別にディスっているわけではなく、スシローのエッグタルトのフィリングには、なぜかサクッとした生地ではなく、このシトッとした生地が妙に合うのだ。そして価格は105円。うーん、何個でも食べちゃう!

さらには抹茶わらびもちパフェ(230円)も見逃せない。抹茶のほろ苦い風味が印象的で、甘さ控えめなので食事の後でもペロリといただけちゃう。そんなスイーツメニュー充実のスシロー。「スイーツだけでも、スシローへ。」は、「スイーツだって頑張ってんだから! 」という自信のあらわれなのかもしれない。

――回転すしチェーンのカフェ化。外回りの会社員にとっては朗報である。