JR東日本水戸支社は21日から、福島県南相馬市の幼稚園児が描いた花の絵をラッピングしたラッピング列車「復興特別記念列車」を常磐線原ノ町~相馬間で運行する。同市内の高校生で構成する「高校生復興プロジェクト実行委員会」の発案によるもので、運行初日には同委員会主催の出発式も行う。

ラッピング列車「復興特別記念列車」イメージ

「復興特別記念列車」は701系2両編成。出発式は12月21日9時30分から原ノ町駅にて開催する。高校生が選定した幼稚園児の絵画デザインの入賞者の表彰式や南相馬市長らによる挨拶、テープカットなどが行われる。「復興特別記念列車」の出発は11時0分。相馬駅には11時17分に到着する。かえりは相馬駅11時30分発、原ノ町駅11時47分着。往路・復路ともに途中駅には停車しない。

なお、初日の運行はこの1往復のみで、団体専用列車となるため一般の乗車はできない。12月22日から1月20日までは定期列車として運行する予定。常磐線は東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故の影響で、広野~原ノ町間と相馬~浜吉田間で現在も運転見合わせとなっている。