マクロミルは4日、「2013年~2014年 年末年始の過ごし方に関する調査」の結果を発表した。それによると、今年の年末年始にかける予算は平均5.2万円で、昨年より4,000円減少した。

同調査は、2013年11月22日~23日の期間にインターネット上で行われ、20~69歳の男女2,000人から有効回答を得た。

まず、今年の冬のボーナスについて、本人もしくは配偶者が支給される予定かどうか聞いたところ、36%が「支給される予定(支給された)」と回答。このうち、昨年より「増えた」人は13%、「減った」人は14%、「同じくらい」の人は37%だった。

ボーナスの使い道については、「預貯金」が50%で最多。次いで、「生活費の補てん」が29%、「ローンの返済」が25%と続き、堅実な使い道を考えている人が多かった。年代別に見ると若年層ほど「預貯金」の占める割合が高く、20代では56%を占めた。一方、「ローンの返済」は50代で36%、「子供の教育費」は40代で18%となり、各年代により使い道が異なっていることがわかった。

冬のボーナスの使い道

帰省先がある人のうち、年末年始に「帰省する予定」と回答した人は63%。居住地別に見た場合、中部地方、中国地方および九州・沖縄地方で「帰省する予定」と答えた割合が67~72%と、他地域より高くなっていた。

年末年始にかける予算(帰省の費用や旅行など年末年始の特別な出費)を調べたところ、最も多かったのは「3万円未満」で30%。以下、「5万円以上10万円未満」が26%、「3万円以上5万円未満」が17%、「10万円以上15万円未満」が14%と続いた。

平均金額は5.2万円で、昨年調査と比べて4,000円減少。年代別に見た場合、20代は2.9万円、30代は4.4万円、40代は5.3万円、50代は6.2万円、60代は6.9万円となり、高齢層になるほど高くなっていた。

年末年始の出費予定については、「お年玉」が50%でトップ。次は「外食費」と「プレゼント(クリスマスプレゼント含む)」が同率で39%となった。また、お年玉をあげる予定と回答した人に、何人にあげる予定か聞いたところ、「2人」が23%で最も多く、以下、「3人」が18%、「4人」と「5人」が同率の13%と続いた。お年玉の出費総額(予定)は平均2万2,194円だった。

年末年始の9連休(12月28日~1月5日)に出費を伴う外出を考えている人は53%で、予算は平均2万3,209円だった。

このほか、クリスマスの過ごし方について質問したところ、12月21日~25日に外出する予定がある人は23%にとどまった。クリスマスにかける予算は平均1万2,646円で、男女別では、男性が1万2,202円、女性が1万3,054円と、女性の方が高かった。