讃岐うどんのチェーン店「はなまるうどん」を展開するはなまるが、スペシャル店舗として牛丼屋のチェーン店「吉野家」とのコラボレーション店舗を中部と関西に計5店出店していることをご存知だろうか。なぜ、讃岐うどんと牛丼のコラボ店が登場したのか、さらには店舗コンセプトなどを聞いてみた。

吉野家×はなまる「大阪心斎橋店」

コラボ店舗は、はなまるうどんが吉野家ホールディングスのグループ企業であることから実現した業態だ。2010年4月に岐阜県の屏風山PA(中央自動車道)フードコート内で両社の複合出店は実現していたが、単体のコラボ店舗(共同店舗)としては、2011年9月にリニューアルオープンとなった兵庫県の「飾磨浜国通り店」が初となる。飲食スペースをフードコートスタイルにすることで、 大人数での来客にも対応できる広さを実現したほか、ミニ牛丼とうどんをセットにしたコラボ店舗ならではの限定メニューもあり、ミニ牛丼とうどん(小)のセットで550円、うどん(中)のセットで650円、うどん(大)のセットで750円となっている。

「はなまるうどん」のぶっかけ

「吉野家」の牛丼(並)

出店の理由は、牛丼と讃岐うどんを一緒に食べたいという利用者の要望があったためで、両社としても「はなまるうどん」と「吉野家」のブランドミックスによって集客力を高める狙いもあったという。また、「複合出店で蓄積するノウハウを新業態店舗の運営にいかすとともに、今後もお客様からのご要望を店舗運営にいかしていきます」(はなまるうどん担当者)とのことだ。

現在は「飾磨浜国通り店」以外に、「安城横山店」(愛知県)、「浜松アリーナ前店」(静岡県)、「大阪心斎橋店」(大阪府)、「倉敷児島店」(岡山県)が吉野家×はなまるのコラボ店舗となっている。貴重なコラボ店舗、ぜひ足を運んでみよう。