東京都・目黒にこのほど、「伊東昭義美術館」がオープンした。
まるで海の中にいるような臨場感を味わえる美術館
同館は、水面下に広がる様々な生き物たちの美しい姿を表現する伊東昭義の作品を、一挙に体感できる美術館。
伊東氏は、海中に広がる命の美しさを鮮やかに表現することから、「海中の色彩の発見者」と評される美術家/写真家。その作品の鮮やかさはインパクトとヒーリング効果に満ちており、商業施設などの広告媒体としても活用されている。同館ではこういった、国内外の美術館における展覧会でも高い評価を受けている作品を、実際に観賞できる。
館内には世界で初めて、大型の「コルトンボックス」(内部の照明にて前面のアクリル板を光らせる照明装置)を用いた「コルトンルーム」を併設。照明による光によって、作品の鮮やかさをより一層際立てることが可能となり、光差す深海にいるような臨場感を楽しめるという。
また、伊東氏の「特に幼児期に美に感動し、身体的な活動をする事によって大脳の資質が刺激され、より発達する」という考えから、同館では幼少期における美術作品とのふれあいを重視。常設展や記念展などの企画展のほかに「子供の未来と環境」あるいは「教育と自然環境」に関するフォーラム・イベント・セミナーを招致し開催する。また、子供向けのワークショップも随時開催する予定となっている。
所在地は、東京都目黒区目黒3-11-3。開館時間は、10時~17時。休館日は、毎週月曜日(月曜日が休日の場合は火曜日)。入場料は、大人800円、大・高校生600円、中・小学生400円。65歳以上と5歳以下は無料。その他、詳細は同館Webサイトを参照のこと。