大丸松坂屋百貨店は5日、名古屋と福岡の店舗で2012年末に販売したおせち料理で、表示と異なる食材を使用していたことが判明したと発表した。

虚偽表示が行われていたのは、「松坂屋名古屋店」「松坂屋豊田店」「博多大丸天神店」の3店舗。対象商品は、洋風おせち料理「フォション 洋風 二段」(3万9,900円)で、カタログには詰合せ内容のひとつとして「車海老のテリーヌ」と表示していたが、実際はブラックタイガーを使用していた。

販売店舗および個数は、「松坂屋名古屋店」が11個、「松坂屋豊田店」が1個、「博多大丸天神店」が7個の計19個。購入者には、個別に連絡した上で返金する。

同社は、利用者に対して「多大なご迷惑をおかけすることとなり深くお詫び申し上げます」と謝罪。今後は、再発防止および品質管理体制の強化に努めるとしている。