東京都は、都内6カ所の労働相談情報センターで応じている労働相談のうち、平成25年度上半期(4月~9月)の概況をまとめた。その結果、相談件数は全体で25,608件。項目上位3項目は「退職」、「解雇」、「賃金不払」で、非正規労働者の相談が2.4%増加したことが分かった。
非正規労働者の相談が増加。相談件数も引き続き高い水準に。
平成25年度上半期(4月~9月)の労働相談件数は、対前年度同期比-5.3%の25,608件で、引き続き高い水準となっている。
また、前年度同期は「退職(11.2%)」、「解雇(9.7%)」、「職場の嫌がらせ(7.6%)」だった相談項目上位3項目は、「退職(11.6%)」、「解雇(8.6%)」、「賃金不払(8.3%)」となり、「賃金不払」に関する相談が対前年度同期比で2.7%増加したことが分かった。
そのほか、パート・派遣・契約社員など非正規労働者にかかわる件数が対前年度同期比で2.4%増加(8,135件)しており、相談件数に占める割合が3割を超えるなど上昇しているという。なお、東京都では、パート・派遣・契約社員などを対象とした「電話総合相談」を、11月6日、7日の10時~17時まで実施するとのこと。