日本で何げなく使っているジェスチャーや仕草が、海外では良くないことを意味していたり、危険な行為だったりすると……怖いですよね。今回は、母国で気をつけた方がいい危険なジェスチャーについて、日本に住む20人の外国人に聞いてみました。

■中指を指す(台湾/40代前半/男性)

■ミドル指を伸ばす(カナダ/20代後半/男性)

■中指を見せるという下品な動作。嫌な目にあう時があります(フランス/20代後半/女性)

■米国から伝わってきた中指だけを指すジェスチャーはしない方が無難(ロシア/20代後半/女性)

■真ん中の指を出すジェスチャーは危ない意味(男の人の陰部を刺す意味)がある(エジプト/40代前半/男性)

中指を立てるジェスチャーは、どうやら世界中で危険とされているようです。うっかりやってしまうような仕草ではないのが幸いですが、英国BBCのお天気キャスターが、生放送でこのジェスチャーをしてしまうというハプニングがありました。もちろんカメラに映ってないと思っていたからですが……。

■イランでは親指を立てるジェスチャーはあまり良くないです。ある意味、中指を立てると同じぐらい悪い意味を持っています(イラン/20代後半/女性)

これは気をつけないといけませんね! GOODの意味でやってしまうかもしれません。同じく気をつけた方がいいのがピースサイン。これはギリシャでは侮辱の意味になります。イギリスでは裏ピースに要注意です!

■腕を伸ばして手のひらを相手に見せる(ドイツ/30代後半/男性)

言葉が分からない外国へ行くと、ボディランゲージでどうにか乗り切ろうとしますが、そんな時、このジェスチャーうっかりやってしまいそうです。ちょっと待って!とか、5時とか5個とか……。これは泥を顔に塗る仕草を表し、侮辱の意味になるのだそう。そういえば、日本でも恥をかかせるという意味で「顔に泥を塗る」という言い方をしますね。

■相手に指を差して話すこと(ミャンマー/30代前半/女性)

これは日本でも失礼だと思われる行為ですね。「人に指差されるような真似(まね)をするな」なんて言葉もありますし、あまり気持ちのいいものではありません。

■食べる時に音を出す。例えばパスタ、麺とか(スペイン/30代前半/男性)

音を立てて食べることは、多くの国でお行儀の悪い下品な行為と見られます。そばだろうがラーメンだろうが、海外では静かに食べないと周りの人に不快な思いをさせることになります。が、麺類を音を立てずに食べる、これがけっこう難しいです!

■左手でものを渡すこと。左手は不浄の手だから(マリ/30代前半/男性)

イスラム教国では右手と左手は全く別の意味を持ちます。間違えてしまい注意されたら速やかに正しましょう。

■親指を人差し指と真ん中の指の間に挟んで見せると、危険ではないのですが汚い言葉なので、失礼なことになります(インドネシア/40代前半/女性)

日本でもやらない方がいいジェスチャーでしょう。品性を疑われることになるかもしれません。

■両人差し指を頭の上に鬼の角のように立てる。日本では怒っているの意味、ペルーでは浮気!(ペルー/40代後半/男性)

鬼のポーズが浮気とは! 日本の意味でも、ペルーの意味でも、このジェスチャーを使う状況にならないことが一番ですね。

有名な危険ジェスチャーから、うっかりやってしまいそうな仕草や動作までいろいろな回答がありました。それぞれの国のタブーに気をつけて、楽しく安全に海外を楽しんでくださいね。